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代筆屋という自由な物書きになり15年以上の経験者が語る、物書きを目指す上でこれだけは知って欲しいことは・・・。

僕は元々行政書士という堅い堅い削る前の鰹節ぐらい堅い仕事をしてました。

それなりに稼ぎましたが、常に本当の自分じゃない違和感を抱えながら生きてました。

先生、先生と呼ばれるのも気持ち悪くて、

何より、次第にそんな世界に慣れていく自分が気味が悪くて吐き気がしていました。

35歳になるころ、奥さんの妊娠を機に、

自分の人生このままでいいのか?考えるようになりました。


背中を押すきっかけになってくれたのは新婚旅行で訪れたケニアでした。

27歳のあるマサイ族の戦士の生と死の受け入れ方に感銘を受けて、

昔からやりたかった文章を書く物書きの道に入る覚悟ができたんです。


最初はまぁよくある文章では食えないを地で行く日々でした。

仕事がない、食えない、貯金だけが減っていく、

何一つ手応えの無い虚しい日々を、

書くことだけが唯一自分を出し、自分が確立できる場所でした。

書くことに追いつめられ、書くことに救われるんですから

物書きほど皮肉な職業は無いように思います。


光が見えたのは、地方の小さな新聞紙に取り上げられたときです。

新聞紙面に載ることで、自分が何者であるかが少しだけ見えたような錯覚がしました。

今となっては錯覚であったことはわかるんですが、

当時の僕にとっては錯覚であろうと妄想であろうと蜃気楼であろうと、

唯一の希望であり救いだったんです。


そして、地方紙から始まった僕の奇跡は全国紙、テレビ、雑誌、出版へと、

高卒フリーターで食えない物書きだったこれまでの自分とは、

まるで違う人生がスタートした瞬間でした。


来る仕事、来る仕事を全力で引き受けていたら、

気づいたら僕を含めて家族4人が何不自由ない暮らしができるようになっていました。

未だに、今の現実は夢の中の出来事なんじゃないかと、

現実が夢で、過去の自分が現実であるかのような感覚に陥ることがあります。

それぐらい物書きとして普通に生きられてる今の状況は、

当時の僕からすれば普通ではないんです。


今の僕の生活を具体的に書いてみると、

朝5時30分ごろ起きて、家のこと(家事)を中心にします。

6時25分に息子が起きてきて、6時35分から一緒に山を走っています。

7時すぎに帰宅してすぐに娘を起こしに行きます。

朝食の準備(奥さんが作ってくれてる食事を冷蔵庫から出して適当に並べるだけです)に、

食べ終わったら学校へ行く用意をさせて、

8時ごろに家を出て、少し離れた駅まで息子と娘を送ります。

彼らは地元の小学校ではなく、別の市のインターナショナルスクールに通ってるので、学校の最寄りの駅まで電車で通っています。


「今日も楽しんで。」と二人の背中に声をかけ、

いつものカフェに車を走らせます。

運がよければお気に入りの窓際の席が空いていて、

そこでメルマガを書いたりブログやnoteを書いたり、情報発信の時間です。

やっぱり今の僕程度の力では、自ら情報を発信しないと理解してもらえず、

仕事にはならないように思います。

さらに人格を磨き上げることができれば、

情報発信などせずとも人や仕事やお金が舞い込んでくるようになるんでしょう。

話は逸れますが、つまり情報発信はもちろん、

広告料を払ってまでフォロワー集めに必死な、

今のインフルエンサーの99.99%は人格者とは程遠く、

本物ではなく偽物だと思って間違いないです。


話を戻して、情報発信が終わると、仕事の時間です。

依頼者や受講生とのメールやLINEでのやり取り、(これが僕のメインの仕事になりつつあります)

考案の仕事があれば、代筆原案を考案します。(考案は最も精神力を消耗する大変な仕事ではあります。)

受講生が取り組んだ課題の提出があれば、課題の添削解説をします。(じつはこれも一文字一文字読み込んだ上で添削解説を書き込んでいく大変な作業なんです。)

そして、お昼前に帰宅して奥さんと一緒にお昼ご飯を食べます。

奥さんが疲れた時は気分転換に外でランチしたり、そのままカフェで仕事したりすることもあります。


僕は趣味という趣味はないので代わりに筋トレを週5~6、ほぼ毎日しています。

1度の筋トレに1時間は使います。

自分との勝負というか、肉体以上に精神を鍛えるのに役立っています。

時間があればピアノの練習もします。

誰かから習ったことのない僕には基礎もへったくれもありません。

ただどうしても弾きたかった戦場のメリークリスマスだけを少しだけ弾けるようになりました。


気づいたら大体5時ごろになってます。

時間がある時にはキッチンに溜まっている食器を洗ったり、

洗濯物を取り込んだり、お風呂の掃除をしています。

さらに時間が余ったら愛車を洗車して心を落ち着けています。


5時45分ごろには家を出て子供たちを迎えに行きます。

学校が終わったら子供たちは学童に通うようにさせています。

夫婦二人とも自営業でもあり、仕事の時間、趣味の時間、夫婦の時間を捻出するために学童にはお世話になっています。


ここ最近は子供たちを迎えに行ってから仕事することはまずありません。

夕飯を済ますと子供たちと花札をして頭を鍛えることが多いです。

花札は札の点数、役、ゲームの流れを読む良い訓練になり、

点数の計算だけでも数字に強くなります。

7歳の娘も花札に慣れてきて、買い物の支払いやお釣りの計算までできて、

彼女は7歳とは思えないほど数字に強くなりました。(昨日も子供たちに大敗しました)


子供たちは9時には寝させるようにしています。

睡眠が何よりも大事だと、睡眠時間2,3時間で働いていた僕は誰よりも痛感したからです。


僕自身も10時から10時半には嫌でも無理に眠るようにしています。

新しい明日に備えるために眠るんです。


これが代筆屋の大体の一日です。

子供たちのスクールは夏休みや冬休みだけではなく、春も秋も休みがあるんです。

奥さんが海外が好きなので長期の休みには大抵どこかの国に旅に行きます。

僕も奥さんの仕事もオンラインで完結出来ますから、

時間も場所も自由なので、長期の海外旅行に行っても、出先でパソコンとWi-Fi環境があれば問題なく仕事ができます。

コロナの時も完全リモートワークの強さが証明されました。


代筆屋という自由な物書きになり15年以上の経験者が語る上で、

最も大きな変化は、お金と時間の自由です。

僕らと同じような40代にお話を聞いてると、

大抵は、お金や時間に悩まされていることがわかりました。

お金と時間の悩みがあると言うことは、お金と時間に自分の人生の自由を奪われているということでもあります。

もっと言うと、自分の人生をお金と時間に支配されている。


自由に生きたかったら、逆なんです、

お金と時間に支配されるのではなく、

お金と時間を支配しなくちゃ本当の自由は手にできません。

僕が代筆屋になって最も良かった点がこのお金と時間の自由を手にしたことです。


ほとんど毎日、子供たちと遊ぶ時間があります。

ここ数か月は土日祝日も息子のサッカーの試合がありますが、

ほぼ全試合僕は会場に駆けつけてビデオを録画しています。

どこが試合会場であっても車で送り迎えできるお金と時間の自由があるからできることです。

多くの保護者の方はそこまで時間が取れないという現実を目の当たりにしてきました。


「でも、行政書士してた時の方が儲かったんじゃないですか?」

と聞かれたりすると、時々、思うこともあります。

行政書士を続けていた世界線なら、

おそらく僕ならその業務と近接業務なんかで億を超える年収を得ることはできたかもしれません。

でも昔の仕事のままだったら、今ほどの自由は手にできなかったと、

100%、いや120%絶対に不可能だったと断言できます。

それは仕事の業態もそうですが、

数字を追う思考では自由を得られなくなることを体感しているからです。


代筆屋だけでなく、ライター、小説家、絵本作家、詩人や俳人や、編集者含めて、

文章を書く物書きに関連する仕事に就きたい、と言う人はこの仕事をしていて驚くほど多いことを知りました。

そういう人にこそ聞いて欲しいんです。


お金を稼ぎたいという想いが、

文章を書きたい、文章に携わりたいという想いを超えるならば、

物書きや文章に関連するお仕事に就くことはどうか諦めてください。

文章を書く仕事は稼げない、のではなく、

書くことが心底好きじゃないと書き続けられないし、結果として稼げないんです。

稼ぎたいから書きたい   
   ↓
書きたいから稼げた

この言葉の流れを間違えてる人は例外なく物書きとして辛い人生を歩むことになります。

変な話、順序を間違って始めて一時稼げたとしてもです。


物書きを目指す全ての人に伝えたいことは、

「あなたはいったい誰のために書くのか?」

をはっきりさせておけ!

ということです。


これ別に、自分の為に!でもいいんです。

もちろん誰かのためにでもいい、

でも、誰かの為と言うなら具体的に誰のためなのかははっきりさせておいた方がいいでしょう。

ここが曖昧だと結果が出辛いし、結果が出たとしても続けられなくなりますから。


代筆屋という自由な物書きになり15年以上の経験者が語る、

物書きを目指す上でこれだけは知って欲しいことは、

勇気を持って飛び込んだ人から想像を超える自由な世界を味わえる

ってことです。


まぁごちゃごちゃと40半ばの一物書きが書きましたけど、

僕は代筆屋と出会い、史上最高の自分に出会えて、これからも進化し続けることを確信しています。

つまり最高の人生になれたのも、これからも進化できると思えるのは、

間違いなく物を書く自由な代筆屋という仕事のお陰です。

今は僕と同じように自由な代筆屋を目指す人の為に代筆屋養成講座も開いています。

人生に悩む人、人生を変えたい人の為に文章コーチングという、

心を動かす文章とコーチングを掛け合わせた日本で唯一の特別なコーチングも行っています。


文章が好きで、人生を変えたい人で、

本気になったら声をかけてください。

厳しい言い方ですが、中途半端な声はこれまで星の数ほど聞いてきましたし聞き飽きてもいます。

お互い時間の無駄になるし、今の本気の僕にとっては必要ありません。

本気とは、人生を懸けて何かを成し遂げたいと覚悟ができることです。

僕は別にあなたを待ってません。

ただ本気で来てくれた人には本気で応えます。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

代筆屋ナカジ

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