星座と性格判断

よく雑誌やブログなどの占いに、かに座の人は○○の性格で、しし座の人は○○の性格である、という星座による性格判断を目にする。

これらの星座は、その人が生まれた瞬間に東の地平線にいる星座のことであり、ホロスコープにおけるラグナ（第一室）に相当する。

実際、ラグナの星座は、その人の性格に影響を及ぼす。例えば牡羊座の人は先頭リーダーでいたい人であり、牡牛座の人は自分が大好きで鏡に映った自分を見ていたい人であり、ふたご座の人は商売上手で人を自分のために動かすことが得意な人である。

しかし、これらの性格はラグナに星がいないときの話である。もしラグナに星があった場合、その人はその星の影響を受け、性格にも変化が生じる。

例えばラグナに牡羊座があり、かつ火星があるばあい、その人は自分が一番になることを追求し、周りに迷惑をかけ、早死にする傾向にある。もし金星があれば、その人は情熱的であり、性欲が強くなる。もし水星がラグナの牡羊座にある場合、その人は成功するビジネスマンになる。

また逆にラグナに火星があって、星座が異なる場合も、その星座によって性格は変化する。

実際の鑑定では、すべての星座と星と部屋の関係を考察して判断する。結局、星座のみによる性格判断は一般論に過ぎず、実際のホロスコープによる鑑定を行うためには、星座や星だけでは何とも言えないということである。

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