ミニ四駆コースのレイアウト作成③
前回に引き続いて、実際にどのように組んでいったかをお話出来ればと思います。
今回例としてあげるのは三重にある万代書店鈴鹿店の2022年9月レイアウトをどのようにしてレイアウトを作成したのかがわかりやすいと思いますのでそれで進めていきます。
▼レイアウトを考える前に
今回のどういうテーマでレイアウトを組んだかどうかの説明から話します。
先月のレイアウトが、かなりの高速コースだったので今回はテクニカルなレイアウトにしようと考えました。
▼レイアウトの骨格を決める
万代鈴鹿のレイアウトを敷けるスペースは上記のレイアウトからだいたい7mx7mが基本の大きさです。
これはコーナーとストレートの大きさでいうと10x10ぐらいになります。
まぁこれだと真っ白なキャンパスに書くようなもので、いきなり作れと言われても厳しいところがあります。
今回のテーマは上記に書いたとおりなので、45コーナー進入からの立体セクションをいれるために、このような骨格を作成しました。
次に考えたのは、もう少しアレンジを入れた外周にしたかったのでこういう形としました。
これだけだとただぐるっと回って終わってしまうコースになるので
中身を構築していく作業になります。
ここから立体セクションやバンクを入れ込んでいく工程になるのですが、もう少しアレンジを加えるために、さらに変更を加えていきます。
上記の図が今回のレイアウトの完成骨格です。
文章にすると簡単に出来たように思えますが、あーでもない・こーでもないと考えながら出来た形です。
ここから立体セクションやバンク、LCそしてスタート位置を決めていきますが、実際は骨格と同時進行で立体セクションやバンクも入れてく場合のほうが多いです。
どのように作るかはレイアウトの作り手によって様々だと思います。
ですが、こういう順序で組んだ方が、立体セクションなどの配置変更がしやすいと思います。
レース前提でなおかつ裏レースでレイアウト小変更を考えるならある程度、セクションの融通が利く形がよいです。
▼完成レイアウト
色々試行錯誤して完成したレイアウトはこちら!!
今回のレイアウトは、上記の図を見ていただければわかるかと思いますが、コース全長(161m)に対しての立体セクションが多くなっています(立体セクション7つ)
ということは、平面区間がほとんどなくそこで伸ばすような走りだと加速しきれませんし、走っててももっさり感が出ると思います。
どういう走り方がいいかというと、セクションの立ち上がりを重視した走りが理想という話になります。
このレイアウトでの最適解は三つある2枚TTを飛び越えつつ、その後のドラゴンバック(以下DB)をぎりぎりまで攻めて走るのがタイム的にも走り的にも良いというのがわかります。
ただこれをしようとすると鬼門のセクションは二つ目のDBとなります。
このDBを確実にクリアしようとすると、その手前の三つの2枚TTは飛び越えずにのせるか中途半端になってリアを引っかけて減速したり、コースアウトしてしまったりとても難易度が高めです。
しかし色んなセッティングを試して走れると思うので、走りがいがあるレイアウトかなと思っています。
▼最後に
一通りどのように組んでいったかを説明していきました。
なかなか文章にするのが難しくて伝わりづらい部分が多いですが、自分はこんな感じでレイアウトを組んでいるのがわかればいいかなと思います。
参考になるかどうかは何とも言えない感じですが、読み物として見ていただけたら幸いです。
次回は斜めや45コーナー配置の使い方など説明していこうかなと思います。
斜めにすると繋がらないってよく耳にするのでその辺の話出来ればと思います。
以上 おわり!!