![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80167415/rectangle_large_type_2_5129fa014d0978a8af992be27a2a8278.jpeg?width=1200)
未来創造企業への挑戦はきっと幸せな関係を増やす
最近、顧客の人事・教育担当の方々と打合せをする中で昨年ごろから少しずつ耳にするようになってきた言葉があります。
それが「退職代行」です。
かかわった人は幸せなのか?
退職代行とは、何らかの理由で労働者が会社を退職できない、退職したいと言えない場合に、労働者に代わって退職の意思表示を行うサービス。
もともとは弁護士が業務の一環で行なっていたものとされており、2018年頃から即日退職できるとメディアなどで取り上げられる機会が増えたサービスらしいです。
退職する側としてはやむにやまれぬ事情がある中で頼む人や、めんどくささや煩わしさなどからサービスを利用するなど様々な背景や理由があり、退職に伴う負担は軽減されるそうです。
退職される側としてはあまりにも突然のことであったり、本人と一切接触ができない、引継ぎがうまくいかないということがあります。
残された方々からするとショックもあるわけで。
退職代行を使って退職した側、退職された側の双方から話を聞いていると何だかもやもやするんです。
何故だろう?
私にはどちらも幸せそうだと感じられなかったからでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1654573291479-bmWLSCXrma.png)
袖振り合うも他生の縁
袖振り合うも他生の縁
「道を歩いていて見知らぬ人とすれ違うのも、前世からの因縁による。行きずりの人との出会いやことばを交わすことも単なる偶然ではなく、縁があって起こるものである。」
人生というのは本当に不思議で、どこで誰と繋がるかバッタリ出会うかわからないものです。本当によりよって何でこんなタイミングで?という出来事が良くも悪くも起こります。
できればせっかくいただいたご縁、カルマを積まずに徳を積んでいきたいものです。
なかなか全てのかかわりにそうはいかないのが人の性ではあると思いますし、自分自身も省みることだらけですが。。。
ここで強く感じることがあります。
そもそもそういった退職代行のようなサービスを活用をする必要のない関係性を実現できる組織がつくれていて健全に機能していれば、人はより幸せに生きれるのだろうなと。
理想論に聞こえるかもしれませんが、私は本気でそのことに挑戦しようとしている企業や人々を知っているからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1654573386456-71m1q8eGLH.jpg?width=1200)
普段の在り方から問われるからこそ感じる「未来創造企業」へ挑戦することの価値
弊社が今年1月から挑戦した未来創造企業の認定チャレンジには株式会社日本総合研究所と一般社団法人未来創造企業研究会が開発した「本業を通して継続的な持続可能な社会課題の解決」を事業の第一目的に掲げる未来創造企業になるための85のチェック項目があります。
未来創造企業
「事業を通じた継続的な社会課題の解決」を事業目的の第一に掲げ、その実践により社会の価値や人々の幸福度を向上させ、よりよい社会を創り出すだけでなく、実践の結果生まれる経済的価値を適切に分配(従業員などへ)・再投資することで企業の持続的な発展に努める企業」を生み出し、明るい持続可能な社会を構築することが、SSC(サスティナブル・ソーシャル・カンパニー)未来創造企業を生み出す目的です。
「地球」「社会」「地域」「顧客」「取引先」「従業員(家族)」「経営者」の7分野の指標に基づき評価をされ、社会課題を生み出さない、社会課題解決を軸とした経営を行うために、認定チャレンジ企業は自社をチェックしあり方を見直して再構築を行っていきます。
ではどんなチェック項目があるのかというと、例えば、85項目のうちの「従業員(家族)」のテーマの中には、
「従業員が退職した場合、基本的に退職者との関係は途絶えてしまう。」
→Yes or No
というチェック項目があります。
解説:「一般的に、退職者が出ることは好ましいこととは捉えられていませんが、前向きな退職([例]起業、別の業界でのステップアップ等)もあります。退職後もよい関係を築くことが、長期的には企業にプラスに働きます。」
弊社は規模的にも歴史的にも退職者はいませんが、このような項目を前提とした組織が増えていくと、前述のようなケースが起こることがそもそもなくなるor格段に減るのではないか?と思うわけです。
「金だけ、今だけ、自分だけ」の会社経営や企業文化ではまず思いが至らないような視点であり、これから社会に必要とされる価値を生み出していく組織の指針であると感じました。
私には恥ずかしながら目から鱗の視点ばかりで、認定挑戦前のチェック点数はひどいものでした。
弊社も少ない人数ですが全社一丸となって未来創造企業への挑戦に取り組む中で、企業としての在り方が少しずつ変わってきたなと感じてます。
それは顧客や取引先、共に働く仲間、地域や社会に対して自分たちは何を実現ために存在しているのか?というメッセージを伝えられるようになったことです。
![](https://assets.st-note.com/img/1654573659984-2lvkSdNRrL.png?width=1200)
「自分を知り、個性を認め活かしあう共存共栄の社会をつくる」ために事業を行っています。
私たちはまず理念を皆で考えなおし上記の理念を掲げました。
今後もアップデートされていくはずですが、現時点でこれなのです。
この理念に共感した取引先や顧客、仲間が集まるようになり互いに嫌な思いをすることが格段と減り、嬉しいかかわりが増えてきました。
無理をしたり、無理をさせたりではなく共に価値を生み出していけるかかわりが少しずつ着実に。
まだまだ課題もたくさんあって、本当にこれからですが未来を創造できる組織として新たな一歩を「自分を知り、個性を認め活かしてあう」ことをまずは自社内から始めたことで一丸となって進んでいます。
私は未来創造企業が増えていくと、どちらも幸せにならないような関係は減り、幸せな関係が増えていくだろうと信じています。
共に挑戦しましょう!