思いやりを思い上がりにしないために
今日は東海地方の学校での教職員の方向けのハラスメント研修に伺ってきました。
朝新大阪駅に着くと大雨で新幹線が止まっているという状況だったので、先方に連絡を入れて新幹線が動き出すのを車内で待ちます。
その間、noteの記事のリアクションの違いを同行者と話していました。
noteを書いていて面白いと思うことがテーマや内容、書き方によって全くいいね入り方が違うということです。
一昨日のプロジェクトXの南極越冬隊の話と映画レオンの話、facebookだと顕著にいいね入り方が違います。
プロジェクトXの南極越冬隊の記事はいいねもさることながら温かいコメントを入れてくださる方がとても多いです。
映画のレオンの記事は90%男性がいいねを押してくれています。
女性支持ほぼなし!
そりゃレオン気取りの変な格好した同級生に告白されたら女性からしたらビックリすると同行者の的確なツッコミが入ります。
そうこうしているうちに新幹線は動き出しました。
腹が減っては戦はできぬ
新幹線が多少遅れても全く動じなかった理由の一つに今回かなり時間的に余裕を見て現地に着くようにスケジュールを組んでいたからということがあります。
どうしてもご当地名物のカツ丼が食べたかったので、混むことも予想して早めに出ていました。
これは絶品でお昼一番からの研修に気合いが入ります。
教職員の立場に立ったハラスメント研修
今回の教職員向けのハラスメント研修は条件がなかなか見合う研修会社はないんじゃないかなというものでした。
①一般企業向けではく学校法人に特化した内容のハラスメント研修
②上から一方通行ではなく教職員の立場に立った研修ができること
①は弊社は学校法人とのお付き合いが結構あるので、色々なケーススタディがあり対応が可能でした。
②は今回スケジュールがタイトだったので提携している講師の先生に振ることは厳しかったですが、幸い私が高校と大学で現職の教員もしているので私が対応するということであればということで白羽の矢が立った次第です。
実際に会場など校内を見回りさせていただいたのですが、理念が明確でとても素晴らしい校風だと感じました。
生徒の書いている志一つひとつを拝見しても視座の高さが伺えます。
研修自体も皆さまとても前向きにワークやディスカッションに取り組んでいただきました。
特に学校でのハラスメント事例に特化した内容のディスカッションについては先生方の視座と能力の高さが伝わってくる素晴らしい発表の数々がありました。
思いやりを思い上がりにしないために
今回法人本部の人事部の方から研修の締めのご挨拶が特に心に響くものでした。
幼年期から青年期までのステージでの教育機関の運営をされている法人本部の中でほぼ2,3日に一回ハラスメント事案で弁護士の先生と打ち合わせすることがあり、当事者となった方が色々あったあとに最後に言われる共通の言葉があるということです。
それが相手のためと思っての【思いやり】がいつの間にか【思い上がり】になってしまっていた。
という言葉だそうです。
教育というお金だけでは計れないとても意義と意味のあるお仕事をされている先生だからこそ、つい思い余ってそうなってしまうという心苦しさは痛いほどわかります。
だからこそ、きちんとした知識と当事者意識を持ってチームとして皆でハラスメントをしない、させない、見逃さない、許さない、放置しないという文化づくりの重要性を改めて学ばせていただいた時間となりました。
思いやりが思い上がりにならないように。
胸に刻みたいと思います。
学校法人に特化したハラスメント研修も承っております。
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