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きゃんつー集い2022夏 輩の旅装


今年の夏に長野+山梨で実施したきゃんつー集いの輩の旅装、自己完結したツーリングができればなんでもオッケーな集まりにやってきた装備たちを振り返って行きましょう。(集い参加者から提供いただいた写真を多数使用してます。ありがとうございましたー。)
昨年の様子はこちら↓


楓氏の場合

自転車:柳サイクル 26he クロモリ(撮影:pon氏)

楓氏はハンドメイドクロモリツーリング車に前かご付きのパッキングで参戦。フロントヘビーな積載です。
身体にはウエストポーチとカメラのみと身軽な出で立ちでした。ウエストポーチは私が製作してるDAIGO GEARのを使ってくれてました。ありがたし。
フェアウェザーのバッグを主体にしたパッキングはかなり纏まりがあってカッコいいです。最早定番?とも思えますが、ポールをフレームバッグとトップチューブの間に差し込むの、いいですよね。
ドカッとしたフロント積載は、大型化した日本的ランドナーのフロントバッグが持つ風情もあり、素敵です。
フォークレッグのナルゲンもかわいいし、合理的。
長期ツアーとも、戦闘的な野営ツーリングとも違う、楓氏のほんわかした優しくもバチッとキメる雰囲気が出ててカッコよかったです。

超楽しそうな後ろ姿(撮影:pon氏)
多重に積載されたハンドルまわり、フロントシングルなのでバーコンは片側のみ(撮影:pon氏)
天幕:モンベル ダブルウォールテント/ファストピッチ運用(撮影:楓氏)

天幕は、インナーを省いて軽量化したテントでした。モンベルのダブルウォールテントはこの運用が出来るからいいですよね。
本来はグラウンドシートの上に、同社の蚊帳をかぶってごろ寝というスタイルで行くつもりだった楓氏ですが、夕食中に雨が降ってきて天幕を貼るに至りました。

宮田氏の場合

自転車:ミヤタ 700c クロモリ

宮田氏の自転車は、オールドなミヤタ ル·マンをカスタムしたツーリング車。前後ブレーキはセンタープルで、シフトはダウンチューブレバーという仕様ながら、ガシガシ一番きついルートを登って来られてました。一見オールドながら、フロントシングルのドライブ関係や、チューブレスタイヤ、1インチアヘッドステムなど随所がモダナイズされています。
フロント荷重の積載基幹部はラ系自転車の小型なラックで、そこにマットとベルトを組み合わせた積載はデッドウェイトが無くて軽量かつ実用的です。
担ぎを考えて前三角にスペースを確保しているのもイカしますね。
フレームポンプに見えるのは、後述のフロアレスシェルターのポールになってます。イカすぅ。
基本的にはウエストポーチのみを身に着けた身軽な出で立ちでしたが、道の悪いところなど、状況に応じて車体の荷物をサブザックで背負うなどされていました。非常に実戦的な積載運用方法だと思います。

写真左が宮田氏、林道ではモンベルのサブザックで荷物を背負う(撮影:pon氏)
舗装路では、フロント積載でベルトとラックを活用(撮影:pon氏)
天幕:ニーモ フロアレスシェルター(撮影:宮田氏)

天幕は毎度おなじみフロアレスシェルター。ちなみに画像は集いの翌日撮影されたもののようです。
一見ミニマルですが、居住性の高さ覗えます。夏場のフロアレスシェルターは、虫さされ問題がありますが、この広さや開放感は間違いなく魅力的です。

宮田さんの濃密なきゃんつー集い+ソロきゃんつーの記事はこちら↓

PON氏の場合

自転車:フルダイナミクス 650b  クロモリ(撮影:pon氏)

フルダイナミクスの艶めかしいフレームにハイエンドなパーツてんこ盛りのイカしたパッキングで参戦のpon氏。サイスポの記事が記憶に新しいですね。
ウエストポーチと画像の積載なのでかなりスッキリしたまとまりです。
荷物の少なさもそうですが、荷重の分散がバランス良くて、かなり走りやすそうなのも素敵ですよね。
サドルバッグは、大振り過ぎず、パッキングも上手いんで、走行感を損なわないでしょう。また、ハンドルには、スキー用のストラップでスタッフザックを固定するというこれまた非常に合理的な積載。
どこまでも走っていけそうです。

ウエストポーチの収まりもカッコいい。ちなみに、ポーチがサドルバッグに乗っかりほぼ荷重無しとか。(撮影:楓氏)
天幕:ヘリテイジ シングルウォールシェルター

集いでは、モンベルステラリッジと並ぶ定番天幕のヘリテイジの一人用。軽い、風に強い、結露にも強め、意外と広いという結構頼れるやつです。
キルト+エアマット+エアピローを持参されているので、かなーり快適な寝心地だと思われます。

たけひー氏の場合

自転車:パナソニック 26インチ クロモリ(撮影:pon氏)

26インチのオールドMTBに、ランドナー用フロントキャリアを装備し、背中にはパーゴワークスの16lザックを背負っての参戦。
この感じでキャンプチェアなども持参しており、積載密度が高いです。昨年はパニアで参戦の彼ですが、今年は山岳みの強い集合場所だったので機動力を上げてきたようです。
使用している物品は全て耐久性のあるものでありながら、そこはかとないミニマルなウルトラライト感が彼の積載のイカしてる部分だと思います。
ハンドルに蚊取り線香つけてるあたり、ふざけてるのか本気なのか分からないけど、何故か説得力のあるビジュアルで、味わい深いです。

ハンドルには蚊取り線香(撮影:pon氏)
天幕:モンベル ダブルウォールテント/ファストピッチ運用(撮影:pon氏)

ダブルウォールテントをファストピッチ運用し、中に蚊帳を貼るという、既存の装備を活かして軽量化し、居住性を下げないというスマートな寝床です。
彼は大陸横断サイクリングや登山も熱心に取り組んでます。その創造性に、経験値の高さがにじみ出てます。
装備も生地のしっかりしたもの中心で、ヘビーデューティーでミニマルな感じ、リスペクトです。

てらこ氏の場合

自転車:テスタッチ 700c  クロモリ

フレームの積載パズルの密度感が凄まじいツーリング車で参戦。フロントディスクで、リアがリムブレーキという痺れる仕様です。古いフレームの可能性を引き出して使い続けるのには結構いい方法じゃないすかね。
パズルのようなフレームバッグ群は、フルフレームバッグと違い、コンパートメントを分散してるぶん、使い勝手が良さそうです。また、重心は車体の中央に寄り操舵性もクセがないのが想像できます。
フォークレッグにもケージを搭載、さらにはブラックダイヤモンドの小型ザックを背負っていました。
実践にもとったチョイスから漂うオーラが世紀末英雄感があり、クールですね。

フォークレッグに積んでいたクレイジークリークの座椅子がナイス(撮影:楓氏)
天幕:モンベル タープ+アウトドアリサーチ ビビィサック(画像右端/撮影:楓氏)

タープ+ビビィというスパルタンに思える構成ですが、屋根が広く滞在時間が充実しそうでした。先の画像で触れたクレイジークリークの座椅子も相まって、独特ながらリラックス感のある空間が出来上がっていました。

醍醐漫の場合

自転車:フジ 650b クロモリ

わたしは、650bにインチダウンした固定車で参戦。
積載ギアは、自作のトップチューブバッグ、そして建材の保護に使われるウレタンシートでテントを包み、ほかは自作したザックに荷物を詰めました。

ベルトで括り付けただけのフロント積載良好(撮影:宮田氏)
天幕:ヘリテイジ シングルウォールシェルター

pon氏と同じく、ヘリテイジのシングルウォールシェルター。海外ツーリングならアイスランド、そして国内なら平地から山までどこでも使ってきた相棒です。
ただ、今年の夏久々に標高の低いところでキャンプツーリングをしましたが、暑いのなんの、、、タープや蚊帳いいなーなんて考えることもありますけどね。

まとめ

つどい翌日の様子

今回は自転車6名+1名が集いました。
集合場所に、自分の力で集まる集い。今回は、系統の似た自転車が集いましたが、問題意識もツーリングスタイルも違い、なかなか面白くなりました。

来週末には秋のきゃんつー集いを実施します。
楽しみだなー。

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