ジャグリング練習日記 #111 制限のなかで
なにかしっかりジャグリングを練習していきたいよなあ、と思いはじめている。いや、何度も何度も思っているのだけど、身体に制限ができてしまって、このままジャグリングができなくなるのも悔しいし、あと、もうなんでもかんでもできるわけじゃないという、諦めというか、許しみたいなものができて、逆に気が楽になる感じがでてきた。制限を前向きに考えてみる。
現状としては、ぎっくり腰をしてから左膝の感覚がない。首はヘルニアになってしまい、上を向くことができない。そしてこれが一番だけど、右手がしびれていて右肩がずっと痛い。もうガツガツ投げることはできないので、それが僕にとってのこれからの制限になる。
もっとゆっくりした動きのもの、と考えると、やっぱりJJFのワークショップでアルットゥに教わったような、道具の重さを感じるジャグリングがいまは一番イメージできる。(ワークショップは「Arm traps」でべつに重さにフォーカスしたものじゃなかったけれど、僕はそこが一番大事だと感じた)
あと忘れないように書くと、僕はあんまり考えないジャグリングが好きだ。ただ気持ちよくなるためにジャグリングしてるので、あれこれ考えるのは面倒くさく、だから技とかルーチンとかがつくれない。とはいえ、ただボールでカスケードしているだけの自分には、なんとなくの物足りなさは感じている。その中間地点が一番しっくりくる気がする。
リングのスライド(肩パタ)はむかしから妙に好きで、なぜかそれだけ単品でできるような技だけど、これはまさに「重さを感じる」「気持ちがよくて」「ジャグリング風味が強い」技だと思う。そういう質感で、いまの身体でできるもの、ということになる。やっぱりリングなのかなという気がするし、それこそArm trapsからはじめるのがいいのかもしれない。アルットゥと連絡をとりつづけられる、というのもいいなと思う。