ジャグリング練習日記 #27 自分の中の楽しみを育てる
今日も短めに40分だけ練習。やっぱり木陰での練習は気持ちいい。
ただ、なんとなく昨日の方がよかった。足元が芝生に近い方がテンションが上がるかもしれない。
Kindleで本を読むのが気持ちよくて、何冊か並行して読んでいる。なかでも村上春樹の『遠い太鼓』がおもしろい。おもしろいだけに、みんな、こういうのを読んできているのかなあと40も近くなった歳で呆然とする。苦笑
そういう「もう取り返せないんじゃないか」と感じることはたくさんあるけれど、毎日ジャグリングの練習を続けていると、できないのも悪くないというか、むしろ楽しみがあっていいじゃないかという感覚が蘇る。
10年くらい前に5ボールカスケードを投げるときの左右の腕の高さがどうしてもズレるようになってしまい、ジャグリングを練習して技術的に上達するぞ、というモチベーションが一気に下がってしまった。できていたものができなくなるのは歯がゆくて、自分なりにフォームを改善しようとしたけれど、その時間は苦しく、楽しさはなかった。
今でもそれについては苦しさを感じるけれど、同時に5ボールカスケードが「できている!」と感じるあの瞬間までの道のりを、もう一度楽しめるんだ、という幸せも感じている。できるようになるまでの過程が一番おもしろく、できてしまった後は、その種類の楽しみはもう味わえないんだよな、という気になっている。力が抜けたのかもしれない。
他人と比べて焦らずに、自分の中でその「楽しみ」に集中して育てていきたい。それしか方法なんてないし、結局他人と比べたとしても、それが一番の近道なのだろう。