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ジャグリング練習日記 #102 他の遊びかたは

朝、ゴミ捨てに外にでたらやけに暖かった。よし、朝練に行こうと思う。

ひさびさにディアボロを持ってきた。最初はボール、リング、ディアボロでおなじ技をやってそれをひとつにまとめた動画でも撮るかと考えていたけど、いざディアボロをはじめたら面倒くさいのでもっとドカーンとやろうと思ってきた。で、3ハイトスのピルエットに挑戦。30分くらいやって2回くらい決まる。いまの僕にはただのまぐれ技。そもそも3ハイトスのスタートができない。でも、技が決まった動画を見返して、わー、できてるなと、それなりにうれしい。

あとは1ボールをつかって、ボールが浮いているあいだにボールを包むように手を動かしたり自由にするのを繰り返していたら、なんか楽しかった。こういうのが上手い人はたくさんいるのだけど、ちょっとだけ自分流になれている気がした、そのかすかな光明がみえるだけで、うれしい。

とはいえ、すぐに頭のなかに上手い人が浮かんでしまうのは虚しくもある。自分なりにいい動きだったかも、と思って動画を見返すと、ああ、これはあの人の劣化版にしか見えないな・・・ とも、思ってしまう。ジャグリングを素直にテンション高く楽しむのってむずかしいなと思う。もちろん比べなくていいし、そういう「時間」をすごすことを大切に、僕はジャグリングの練習にむかっているつもりだけど、やっぱり「技」だし「動き」なので、他の人のイメージ、他の人との比較、が消えることはない。これがもし、ヨーヨーのダブルループだったら、楽しく誇らしげにできるような気もする。それは僕がジャグリングに厳しくなってしまっているから、という以外に、なにか動きや、文化や、道具のギミック的なものもあるような気がする。

これだけ長くやってきて、自分のジャグリングに自信がもてないのはダサいな、と帰り道に思った。シンプルな動きを楽しむ、そういう時間を楽しむ。それはそうなんだけど、もし自分にこれだというジャグリング(動きとしての)があれば、もっと楽しいと思うのだ。足くねくねでもいいし、パンチカスケードでもいいし、そのときそのときでつくるっていうのは、ひとつの答えなんだろうなと思う。でももうすこし根本的な、他の人でも使えるような方法というか遊びかたはないものかと考えた。

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