【父の四十九日を迎える】(25/2/19水)

「父さんは今、どこにいるんだろうな。」
 
思わずそうつぶやいた、四十九日の帰り道。
 
四十九日といっても、法要的なことはせず、お坊さんも呼ばず。
残された母、妹、そして妻と私の四人の食事会。
父も好きでよく食べていた、妹お手製の“キムパ”(韓国海苔巻き)をいただきました。
 
昼は昼で、サムライ講演会の台本暗記。
自宅に帰る時間が無かったので、カラオケ店にこもって暗記。
何度やっても、泣いてしまうなぁ。
 
 
 
さて、昨日はハンバートハンバートの「大宴会」を紹介。
今日は別の歌を紹介しましょう。
長谷川きよしの「L'absent(ラプサン)」という歌。
 
友を亡くした男の歌、でしょうか。
高校の頃に知った歌ですが、私も友人など亡くしたときに何度も聴いてきた曲です。
盲目の歌手・長谷川きよしのすてきな歌声、目が見えないとはとても思えない彼のギター。
そして寄り添うようなピアノやパーカッション。どれもすばらしい。
父の四十九日を終えるにあたって、またもう一度、聴き直します。
  
 「L'absent(ラプサン)」  歌・長谷川きよし
(※フランス語と日本語が半々の曲で、以下日本語部分のみ)
 
夜になるとこのテーブルで 酒を酌み交わしたものだった
この世にもうあいつはいない この虚しさに終わりはない
 
おれがいつか死んだとしても 決して泣いたりはしないで
グラスを挙げ祝ってくれ 永遠のために
そう言ってた
 
深い夜の奥底まで沈んだ心は重すぎて
てのひらには釘のようなおれの名を呼ぶお前の声
日々のことがその隙間を埋めようとしても無駄なこと
この心の彼の場所は見捨てられて あの日のまま


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