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酒蔵見学レポート:鳥取県 久米桜酒造
自身の企画がいろいろな事情で発展し、結果として鳥取県の4つの酒蔵を巡るツアーとなりました。
そのうちのひとつ、久米桜酒造へ見学へ行ってきました。
今回はその様子をレポートします。
※今回のツアーでまわったその他の3蔵の記事は以下から!
育みは地域と共に「上代」
地元に愛されながらの新陳代謝「大谷酒造」
次世代へと受け継がれる酒造りと新たな試み「千代むすび酒造」
■イベント概要
グループ会社の一つが久米桜酒造であり、同じグループには大山(だいせん)Gビールを作る会社もあります。
ホームページには、「くめざくら大山ブルワリー」となっており、そちらの方が全体を包括している表現にはなりますが、今回は久米桜酒造として表記していきます。
ここで欠かせない地名・名前が、八郷(やごう)です。
鳥取県伯耆町丸山周辺は、古くから“八郷”(やごう)と呼ばれる米どころでした。この八郷の地元農家の方に特別に作ってもらった酒米「山田錦」を使った地酒が「八郷」です。
八郷が豊かな米どころである証拠に、八郷・大原千町(おおはらせんちょう)に伝わる「大蛇と大ムカデ伝説」があります。
この地の守り神だった大蛇は、長年大ムカデに苦しめられていました。そこに、農地開拓に来られた「大躰神(だいだいじん)」さまが大ムカデを退治してくださいました。
そのお礼に、大蛇は一夜にして井手(用水路)を作りましたが、過労で息絶えてしまいました。
しかしこの用水路は大山からの清水を満面にたたえ辺りは良質の水田となりました。こうしてできた広大な農地は「大原千町」と呼ばれるようになったのです。
久米桜酒造はまさにここの土地ありきの話である、ということは、実際に足を運んで痛感することになるのでした。
■現地の様子、雰囲気
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