濡れてしまった本を復活させよう
先日このような動画をyoutubeにあげています。
ざっくり説明しますと、水にぬらした紙をくしゃくしゃに丸めて、紙についてしまったシワを綺麗にする、というものです。
かなり綺麗になりますが、この方法は紙一枚で行うよりも、本に対して行う方が効果的とのことでしたので、追加で実験するためにこんなものを作りました。
じゃーん
ミニノートくんです。表紙にコート紙を使って本格的な教科書風なノートの仕様にしました。
これを水に沈めます。
シチュエーションとしては、教科書を水に落とした時をイメージしていきましょう。
雨の日、雨に打たれながら帰ってきた時にカバンのサイドから水が入ってきてしまい、濡れてびしょびしょになってしまった教科書・・・・
これのシワが直るかやってみます。
作って数分で水に沈められてしまうノートくん。
水たまりに落としてしまった時は絶望しますよね。
急いで引き上げても既に手遅れ。
急いで乾かしても、
ブワッと広がってしまい、なんとも言えない気持ちに・・・
開いたページもヨレヨレになり、見栄えが良くないです。
これを救うべく、ノートくんを冷凍庫に入れます。
凍らせる際にちゃんと立てておきましょうね。
数日間放置しまして、すっかり冷たくなったノートくんを回収します。
動画では説明していませんでしたがこの作業をする理由がちゃんとありまして、シワが出来るのは水分が蒸発する際に紙の繊維が縮むからです。そうならないように冷凍して水分を飛ばします。
冷凍庫から出すとすぐ溶け始めるのですぐに台紙に挟んで、出来れば1ページごとに別の紙を挟んで重しを載せます。しっかりと全体に圧力がかかるようにしましょう。
数日後、取り出します。
めっちゃシワ伸びてますよ。凍らせただけなんですけれど。
何回やっててもすごいなと思います。
あんなにボサボサに広がっていた紙もしっかり戻っています。いやーほんとにきれいに伸びますね。
凍らせたりして時間もかかりますし、大きいシワの部分はまだ完全には伸ばせてはいませんが、あの状態からここまで戻せただけでも合格点でしょう!
道具は何もいらないので、気軽に出来る点も利点ですね。
皆さんもうっかり濡らしてしまった際にはお試しあれ。
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