noteのノートを作ろう!【後編】
こんにちは。紙通販ダイゲンです。
前回本文までを印刷しました。現在使用しているインクジェット印刷機の限界を感じつつもなんとか本文は完成。
今回は本文を糸で綴じていきます。
綴じ方は簡単で、針と糸で縫うように綴じていきます。裁縫と同じですね。
簡単とは言いましたが、これが難しい・・・・
針と糸を持つのも久しぶりで、針を通すのも苦労しました。
学生のころは針の先の穴にすんなり通せた糸も、針の先が見づらくなっていることに歳を感じつつもなんとか糸を通し、縫える段階まで準備が出来ました。
和綴じをするにあたって、知識が0に近いのでまず調べることに。
そして、調べていくうちに和綴じにも種類があることがわかりました。
麻の葉綴じ、康煕綴じ、亀甲綴じ・・・etc
綴じ方が色々ありましたが、中でもスタンダードな四つ目綴じに今回は挑戦しました。次回があれば次はもっと難しいものにしてみようかな・・?
糸を縫う前にまず表紙・本文ともに下書きして穴を開けなければ針は通りません。
下地に直接書いていきます。
間は等感覚に、左右は少し狭く。とりあえず計算して線を引きます。
線を引いたら
グサッと
点に桐で穴を開けます。穴が開くまで時間がかかり、結構大変でした。
力押しでなんとか穴開け、いよいよ縫う時が来ました。
紙がズレないようにしっかり固定してグサグサと。
糸がどれくらい出せばいいのか分からず苦戦しました。
こういう時の糸の長さってどうやって出す長さを判断するのでしょうか。
思っているより使うから長さ足りないこともしばしばありますよね。
僕ですか?僕は3回くらいやり直しました。
なんやかんやで作業を進めていきました。
いよいよ全部針を通し終える。
最後に最初通した糸と針の糸を結んで・・・・・・
完成です!
初めてにしては綺麗に出来たと思います。
遊び紙にキュリアスTLと呼ばれる特殊紙も挟んでオシャレにしてみました。
キュリアス系統の紙はキラキラしたラメが綺麗なので、遊び紙にするだけでもかなり見栄えがいいです。映えですね。
トレーシングペーパーはトレースはもちろん、遊び紙や作品を御洒落にするのにかなり使い勝手のいい紙なので、何か物足りない時に使ってみるといいかもしれません。
これだけ開いても紙も破れませんし、しっかり綴じれていました!
途中で糸が緩んだりした時にきつく縛ると、紙が破れてしまったりして大変でした。調整に苦戦しましたが、本文の紙を厚くしてごまかしました。
和綴じは劣化は他の本より抑えられますし、なんだか雰囲気が出ますね。
昔はこうやって一つ一つ本を作成していたと考えると相当な労働だったんだと感じ、技術の進歩に感謝しました。