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紙、リサイクルと環境問題

皆さん、こんにちは。紙通販ダイゲンです。


いきなりですが、弱点を克服したものって何でも強そうに見えませんか?


例えば、弱点である水の中でも書けたり字も滲んだりしない紙だとか。

実はあります。すごく強そうですね。

有名なところで言えば、皆さんは必ず一度は見たことがあるであろう投票用紙にも使われているユポでしょうか。

今回お話させていただたくのは、そう












ストーンペーパーです。

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見た目はこんな感じです。正確には紙ではないのですが、少しザラザラしていてほぼ紙と同じ質感でした。

ストーンペーパーとは石灰が主成分になっている紙で環境にやさしいとされている、紙の代替え品ですね。

木のパルプを使っていないので不必要な森林伐採を行う必要がなく、製造工程において水を使わないので環境にかける負荷が少ないことになっております。(なんせ石ですからね。)加えて破れにくく、印刷しやすいという利点もあるので、紙の代替え品としては最適な商品に見えます。もうすでにいくつかありますが、これを利用した耐水リングメモはとても魅力的にでした。(値段も50枚300円ほどで安い)


面白い商品であると思っていたんですが、話を聞いているうちに紙屋としては売りにくい難点も存在していることが分かってきました。

それは、石灰で出来ていることです。このせっかくの利点が逆に短所でもあるわけでした。この紙木を切らないことで環境を守っているはずなのですが、紙みたいにリサイクルをすることができません。

紙の代替え品と呼ばれてしまっていると、皆さんがこの紙を普通の紙と混ぜて捨ててしまうことが増えてしまうと思います。紙だと思って一緒に捨てるとその混ざってしまったものは古紙としてリサイクルすることが出来なくなり、結果的に環境にダメージを与えることになってしまうようです。

ストーンペーパーは禁忌品と呼ばれるリストに指定されており、古紙回収をしてもらえません。リサイクルも行えませんので、燃やすゴミとして捨てられ、燃やされます。

確かに森林伐採はしないのですが、結局は紙と同じように燃やして捨ててしまうのにリサイクルもできない。そのような状態にストーンペーパーはいるわけですね。ストーンペーパーはすぐ燃やされてしまいますが、紙は何段階にも古紙としてリサイクルもされて使われていきます。

パルプのその多くは紙は何度も何度も古紙として使用され、再利用される循環が出来ていて、環境への負担は最大限減らされている状態です。

リサイクルも出来ず捨てられてしまうストーンペーパー、果たして紙の代替えとして利用できるのでしょうか。

一部分だけ見ると片方が優れているように見えてしまいがちですが、なんでも代替えすればいいというものでも無いようです。

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