#2 日常を生きる(『ひと』著:小野寺史宜)
コロナの話題が世間を席巻するようになってからもう早いもので1ヶ月以上がたってしまったことになる。緊急事態宣言が発令されて以来、家の外に出ることがなんだか不謹慎なことのようになってしまった。そんな中で、やはり一人暮らしともなると人と関わりをもてないことが寂しく感じる。
とはいえ、人々は今の状況をうまくとらえつつ、ほかの人とのかかわりを持つすべを見出しつつある。その代表的な例が、テレビ会議による飲み会なのだが、どうしてもいまだになれることができない。それはうまく言葉で言い現わ