お役立ち系のモノを作る時に気をつけている事

■はじめに

こんにちは、だいふくです。
VRC音楽イベントカレンダーやYELLOW LAB.といった、「あったら役に立つかしら系のモノ」をいくつか作って来たのですが、色々使ってもらえてるみたいで感謝しかありません。ありがとうございます。
この記事では、それらのモノを作る時に気をつけている事を書きます。めんどくさがり屋なので説明が不足していたらごめんなさい。

■その1・具体的な誰かの役に立たないものは作らない

「自分の役には立たないけど、誰かのためになるかもしれない」みたいなものはだいたい役に立たないと思ってます。役に立つものは作る時点で「誰の役に立つか」が具体的に見えているからです。
だから「自分にとって役に立つかどうか」は物差しとして重要だと考えています。自分にとって役に立たなくても、具体的な誰か(AさんBさんと名前が言えるレベルに見えているのが望ましい)の役に立つならば作るのはアリだなと考えます。

■その2・初心者向けのものは作らない

これは、めんどくさいからです。
初心者「だけ」に向けたものは、ちゃんと人が来るようになったとしても、慣れた人がすぐに卒業していって次の初心者が入る事の繰り返しとなり、内部でのコミュニティの成熟は望みにくく、似たようなトラブルがメンバーを変えて繰り返されることにもなりかねません。
「初心者にも上級者にも役に立つので、結果として初心者の助けにもなる」という形が最も望ましいと考えています。

■その3・触り続けなければいけないものは作らない

これも、めんどくさいからです。
お役立ち系のモノを作るときに私が恐れているのは、「お役立ち系のモノを維持するために私が潰れる」という事です。
保守も機能追加も出来る限り最低限の内容で済むのが一番です。理想はリリースしたら放置。後はみんなで好きにやってくれ、どうしてもな場合は個別対応。
逆に、ここがちゃんとしていれば、放置しているだけで感謝されるわ貢献度ガッポガッポだわで、寝てるだけで徳が積まれる日々がやって来ます(来ません)。

■その4・現役でいる

ちゃんとシーンなりコミュニティなりで現役で活動していないと、潜在的な需要や要望を正しく見極めるのは難しいと考えています。
というか、活動していてもそれは難しいんだから現場から離れたらその難易度の上がりっぷりは推して知るべしでしょう。

■おわりに

結局、めんどくさいのが嫌なんだから、めんどくさいモノを作るのも嫌だよねってだけの話でした。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?