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モヤモヤを消す言語化

円錐角膜、いや、正確にはペルーシド角膜変成症。ほとんどの人が知らないこの病気と闘って17年。心が何度も折れそうになっては立ち直ってきた。

特殊なコンタクトレンズのおかげでなんとか視力を保てているので、今の仕事ができているが、この特殊なコンタクトレンズを付けていることによって人の何倍も疲れが残る。日々の生活、ましてや集中力を要する仕事の日は8時間を経ったあたりからどっと疲れが押し寄せる。体が重くなり、頭が締め付けられ、目の奥が疲労を感じる。

しかし、現在の仕事は12時間を超えることが日常茶飯事。毎日体と心に相当なストレスを与えながら生きている。

47歳となり、これからの人生をじっくりと考える年齢となった。なんとか効率的に仕事をこなしているつもりだが、やってもやっても仕事は増える。大事な仕事ほど平日にできず、休日にやるしかないという生活。

本当はもっと大事な仕事、やりたい仕事にじっくり時間をかけたいのに、緊急に対応するべきことに追われ、大事な仕事ほどできない。今、そんな状態の仕事をなんとかこなしている。体が悲鳴をあげているのもあり、この仕事の状況にある種の苛立ちと焦燥感を感じる。こんなんじゃクリエイティブな仕事なんてできない。

今までなら、これを自分の弱音と捉え、なんとか乗り越えてきた。でも、これは弱音ではなく、体と心の純粋な反応であり、そのうち崩壊してしまう危機であることを認識しなければならないと思うようになった。人から見たら見かけは元気なので、なかなかわかってもらうのは難しい。でも、そんなことどうでもいいと思うようになってきた。

だから、こんなにも自分の体を痛めつけながら生活するこの仕事とおさらばして、新たな仕事と生き方、つまり、自分の体の状態に合わせた仕事と生き方を模索したいと思うようになった。キリがいいのはあと2年。それまでに、新たな仕事を探して、時間に縛られない仕事と生活を構築したいという強い思いが今の感情である。

自分が本当にありたい生き方、つまり哲学を持ち、その思いを向こう2年で行動に移す。今回は、そう決めたことへの決意を言語化してもやもやを消す。

なよならモヤモヤ。

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