noteレビュー『通貨強弱判定ツールを利用した通貨ペア選択方法の研究結果と考察』を読んだ
ご縁があり、為替の小鬼さんが販売されているnote『通貨強弱判定ツールを利用した通貨ペア選択方法の研究結果と考察』を読ませて頂きました
私自身、通貨強弱を使ったトレードは苦手で、検証した事もあったのですが、結局使いこなすことができずに断念していました
しかし、今回為替の小鬼さんの研究結果を拝見し、通貨強弱をトレードに生かすことが出来るようになりましたので、感謝とアウトプットを兼ねてnoteを書くことにしました
noteを読む前の通貨強弱判定のイメージ
私は一時通貨強弱チャートを検証した時期があるのですが、
幾つか問題を感じていました
①通貨強弱チャートを参考にして
「最強通貨を買い、最弱通貨を売る」だけでは勝てない
これは検証した人ならわかると思うのですが勝てないです
そして勝てない理由のひとつに「トレンド」と「レンジ」の判断が入っていないのが原因だと思っています
「最強通貨を買い、最弱通貨を売る」場合、「トレンドで」も「レンジ」でも『トレンドフォロー戦略』を取ることになるので、成績を安定させるのは難しいのではないかと思います。
次に「通貨強弱チャート」で通貨を選定し、「トレンドフォローシステム」を稼働させれば良いと思ったのですが、また別の壁にぶつかります
②通貨強弱チャートは検証が困難
これが致命的で、通貨強弱チャートは、遡ってデータの確認が出来ないんですね。なので「通貨強弱チャート」+「トレンドフォローシステム」の有効性を確認する事ができません
以上の理由から、「通貨強弱」を使うのではなく、「単一通貨を監視」して、「マルチタイムフレーム分析」に力を入れた方が良いと判断しました
因みに、通貨強弱の検証結果を検索してみると『結果が出ない!』『通貨強弱でトレードするのは難しい!』『沼!!』などといった様相なので、これはとてもじゃないが手が出せないな…となった訳です
為替の小鬼さんのnoteを読んで
最初に為替の小鬼さんのブログを読んだときは『すげー、頑張ってる人がいる!』っといった感想でした。
noteも販売されていたので、買おうかなと悩んだりもしたのですが、通貨強弱は、複雑そう=面倒くさそう、、、といった感じで手を出しませんでした。
そしてnoteを拝読したのですが、
判定ルールはシンプルで、過去検証も可能。
なんか私の思っていた通貨強弱判定と違うな、と思いました
感想は以下の通り
①シンプル
②過去検証が可能
③ベターなエントリー方法
まず①から
かなりシンプルなので「ふーん」で
終わる人もいるんじゃないかと思いました
私も最初はそんな感想だったのですが、検証していくと小鬼さんが研究されたあるテクニカル分析の「さじ加減」がポイントなのが分かってきます
また、こんなにシンプルに考えていいんだ。という発見もありました
そして②。懸念材料であった過去検証も可能でした
シンプルなルールなので検証の手間も少ない
③。これはブログにも書かれている内容なので記載しますが、エントリーはフィボナッチで押し目を拾います(売りの場合は戻り高値)
ここもなるほどと思った部分で、トレンドの方向だけ判断し、レンジ相場、トレンド相場を判断しないのであれば、落ちてきたところを拾う戦略は理に適ってます
ブレイクアウトやオシレーターの反転を待って
順張りするような戦略だとメタメタにやられるでしょうね
検証
検証ができるという事で、過去の月末ロンドンフィキシングに絞ってデータを取ることにしました。(月末ロンフィクが分からない人はググってね♪)
月末ロンフィクはロングのみ狙うようにしてるのですが、
ドル円、ポンド円、ポンドルどれを狙うのか悩みます。
(基本はポンド絡み)
そこで今回は、
小鬼さんの「通貨強弱判定」に従い検証をしてみました
▮条件
①ドル、円、ポンドの三すくみで
一番強い通貨を買い、一番安い通貨を売る
⇒ドル円、ポンド円、ポンドドルの3通貨の中から
トレードする通貨を選ぶことになります
②下げ相場の時はトレードしない
③小鬼さんのnote記載のトレンドフィルタも使用
▮勝ち負けの判断
ドル円、ポンド円、ポンドドル、
当日の上げ幅と下げ幅の比率を比較
(当日最高値−当日始値)÷(当日始値−当日最安値)=〇
数値が最も高い通貨を
「利益の上がりやすい通貨」=勝ち と判断しました
▮検証結果
≪2011年1月~2020年12月≫※10年間
勝ち判定 39回
負け判定 39回
判定回数 78回
※フィルターがあるので回数が減ってます 120月⇒78月
検証回数は少ないのですが、勝率50%となりました
全くエッジがないのであれば、3通貨のうち最も比率の良い通貨を選択できる確率は約33%なので、割と良い数字が出たのではないかと思います
まとめ
如何でしたでしょうか?
色々な商材を手にする中、
正直そのまま活用できるものはほぼない、と思ってます。
その中で今回のnoteはほぼそのまま活用できているのと、
通貨強弱という難しい分野にも関わらず、シンプル、且つ検証ができる形に落とし込めていることを評価したいと思います
また、スキャルでもスイングでも、見ているチャートの時間軸に合わせて「通貨強弱」を活用できます
あとは、今回の検証結果方法は適切なのか?という部分と、私自身、このnoteを見るまで通貨強弱をほぼ使いこなせていなかった「駆け出し通貨強弱トレーダー」なので、そのあたりを考慮して、記事の内容を吟味して頂ければと思います。
為替の小鬼さんの運営サイト
通貨強弱判定ツールを利用した通貨ペア選択方法の研究結果と考察https://requ.ameba.jp/products/16858
為替の小鬼さんのブログ
https://ameblo.jp/tuukakyouzyaku