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支援級 音読練習帖



今回は、息子が一度に400字程度の文章を音読できるようになるまでの記録です。


【 課題 】
文字への興味/聞く力

【 練習過程 】
STEP 0 五十音の読み聞かせ
STEP 1 ひらがな・カタカナの読み書き
STEP 2 言葉への関心・聞く力の向上
STEP 3 短い単語が読める
STEP 4 助詞の認識と5W1Hの理解
STEP 5 拗音促音の理解と助動詞の認識
STEP 6 音読の流暢性を上げる



STEP 0 五十音の読み聞かせ

なんとなく五十音に触れる
方法:五十音の絵本


STEP 1 ひらがな・カタカナの読み書き
文字を一字ずつ認識して読めて書ける/その流暢性りゅうちょうせい(正確に素早く処理すること)を高める
方法:ひらがな(読み) 
   ひらがな・カタカナ(書き)

↓ 終盤は市販のワークを使用

※視空間認知が進む前はネット上の教材(白黒印刷)を積極的に使用し、練習により視空間認知が進み、また特定の対象に興味が出始めてからは市販のワークを使用

↓ リビングに貼ったポスター

※ワークや宿題中にポスターを使って、分からない文字を確認しながら覚えていた



STEP 2 言葉への関心・聞く力の向上
本人の関心が言葉へ向かう/聞く力・聞き取り能力の向上(やりとりの中で会話の聞き取りと理解の曖昧さがあったため)
方法:ことば遊びの絵本の読み聞かせ
   リスニング教材の使用

↓ ことばあそびの絵本
(『へんしんトンネル』はシリーズもの)

↓ リスニング教材



STEP 3 短い単語が読める
3-4文字の単語をひとかたまりで認識できるようになる/その単語の意味がわかる/単語をひとかたまりで読める
方法:単語のみの絵本を音読
(選書は本人の興味を引きそうなもの)



STEP 4 助詞の認識と5W1Hの理解
ワーク学習による助詞の認識/助詞の〈は〉を〈ワ〉と読める/一文に対する5W1Hの質問に答えられる
方法:市販のワーク

※本人のストレスを極力減らして問題に集中させるため、解答は書かずに口答式で解答



STEP 5 拗音促音の理解と助動詞の認識
「ゃ」「ゅ」「ょ」「っ」の読み方を理解して読める・書ける/音読による助動詞の認識
方法:絵本や市販のワークで音読練習
   拗音促音はネットの教材でフォロー



STEP 6 音読の流暢性を上げる
短い物語の音読を毎日繰り返し行い、スムーズに読めるよう練習/一文二文・・・と段階的に音読ができようになる
方法:練習済みのものを繰り返し音読



STEP ??? 興味対象の図鑑を購入
プレゼントして一緒に図鑑を開く
→本人が気になるものを読んであげる
→一人で読めるよう促す・教える



▼ 気をつけたこと
・目的以外の本人の負担感を極力減らす
・難しいことは積極的にサポート
・文字を読み飛ばさず文章を正確に読む

例)教材選び(字の大きさや挿絵)/読んでいる箇所を指差し/読みにくいところは一緒に読む/練習量の調整など






今回は、数年前の右も左もわからない私と息子が目の前にいると仮定して、その二人が再現性高く、あわよくば、他のよりよい方法も試しながら、より効率的で楽なやり方によって音読をできるように、という思いで書きました。


100人いれば100通りの歩みがあると思いますし、今回、アプリやカルタなどのゲーム性のあるやり方が我が家にはありませんでしたが、この記事がいつか誰かのお役に立てれば幸いです。



読んでくださり、ありがとうございました。




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