驚愕の収入!中国版YouTuber网红(ワンホン)トップ3
中国に行ってとんがった顎を持った化粧の厚い女の子は大体整形である。
(もちろん、自然にそうなった顔の持ち主もいるが)
彼女たちは夜な夜な街に繰り出して、金持ちの男をひっかけに来ている。
その彼女たちを皮肉を込めてワンホンと呼んだりするのだが、本来の意味は、ネット上でライブ配信をしている個人の事を指す。
(これには男性も含まれるのだが、以下、内容の便宜上「彼女たち」と記載する。)
ちなみに、中国では顎を尖らせる整形が本当に流行っていて、そうした顔の事を指す网红脸(ワンホンリエン)という言葉が生まれているほどだ。
さて、本来のワンホンである中国版YouTuber達。
御存知の通り、中国ではYouTubeを使うことができないので、彼女たちは中国企業が提供する動画配信サービスでライブ配信をしている。
ここでの彼女たちの収益源はYouTubeのような広告収益ではなく、ファンからの投げ銭がメインだ。
日本で言えば、ショウルームに近いだろう。
ゲームをしたり、歌ったり、ただしゃべっているだけの子もいれば、自宅を留守にしている間、飼っている猫を映し出して、投げ銭が行われると猫のエサが自動的に出てくるようなボットを開発している配信者までいる。
そして、有名になってくると彼女たちにはスポンサーが付き、さらにお金を稼ぐことができるようになる。
今回は、その中国で特に有名なワンホントップ3を紹介しよう。
冯提莫(ホンティーモ)
1991年生まれの彼女。
最初は普通のゲーム配信をする女の子だったのだが、甘い歌声とその可愛さであっという間に有名ワンホンになってしまった。
彼女の毎月の収入は大体80万元(日本円で約1360万円)、年収にして1000万元(日本円で約1億7000万円)と言われている。
ちなみに、比較するのはおこがましいが、イチロー選手の2017年の年俸は約2.3億円だ。
また、日本のトップユーチューバーのHIKAKINさんは1億円と言われているので、若干、26歳の女性の収入としては凄まじい額であることがお分かり頂けるだろう。
冯提莫(ホンティーモ)の配信はこちらから見れます。
Papi酱(パピちゃん)
1987生まれ。
写真を見て頂けると分かる通り、いわゆる中国のワンホンと呼ばれている女の子達のような派手な化粧をしたタイプの女性ではない。
彼女は中国の有名な演劇大学を卒業している。
彼女を一躍有名にしたのが、彼女の持つ番組内の6分間の広告枠オークションで、2200万元(日本円で約3億7400万円)の値段が付いたことだ。
後に、彼女はこのお金を若者の夢の実現のため母校に寄付したそうだ。(本当かどうかは分からない)
個人的な話だが、先日日本へ帰国した時に、彼女が紹介していた日本の美容マスクを買ってくるように中国の知人に頼まれていたが、すでにドラッグストアの店頭からは一切消えていた。
中国インバウンド向けにサービスを提供しているようなドラッグストアや小売業は常にワンホンの配信をチェックしておいた方がいいだろう。
張大奕(チャンダーイー)
人気が出てきたワンホンがインターネットショッピングへ進出するケースは珍しくない。
彼女もそんな一人だが、彼女の持つECサイトタオバオの店舗は圧倒的に他を凌駕している。
1ヶ月に平均144元(日本円で2,500円)の服が約6.4万枚売れる。
つまり、月商約1億5300万円だ。
2016年は彼女の会社の売上は2億元(日本円で約34億円)を突破し、2017年は店舗を4つに分け、合計の売上額は10億元(日本円で約170億円)に達したそうだ。
アフィリエイトで有名なバリューコマース社の2017年売上が168億円である。
いやぁ、中国のワンホン凄い!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?