
中学生でもわかるコーチング解説
2024年2月からMindset Coaching Academyでコーチングを学習中のハギワラダイチ(以下ハギー)です!
学習も佳境になり、実際にコーチングモニターセッションを募集します。
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この記事では、
「興味はあるけど、コーチングってどんなものなの?」という方
モニターセッションにお申し込みいただいた方
これらの人に向けて、コーチングとは一体どんなものなのかについて解説します。
これまでに、友人知人にセッションを実施してきました。
実際にセッションしたスタートアップ経営者の声を紹介します。
Q. 今日の感想をもしもらえたら嬉しいです。
A. 最近できてなかって自分の思考を整理できてとても良かったよー!
言葉でラベリングするのは、思考を進める上でかなり有効だなと思った。
あの後も考えて、あのラベリングと合ってるとこも、違う部分も見つかった!そうやって探索が進んだのは一旦杭を打ったからだなと。
あとシンプルにはぎーの引き出し力に感服でした!
今までコーチングでの質問は、「意義あるのそこの深掘りじゃないんだよなー」と感じること多かったけど、まさにそこっていうツボを掘り下げてもらった感覚でした。
前置きが、長くなりました。ここから本題です!
コーチングを知るためには、マインド(脳と心)のからくりを理解することが重要です。
ハギー自身、本格学習を始めて半年ですが、仕事はもちろん人生全体に大きな良い変化がありました。
コーチングは、現状に対して違和感を感じている人には大きな変化をもたらすことができます。
目次はこちらです。
簡単なハギーの自己紹介
・リブセンスという上場ITベンチャーに新卒で入社。不動産テックサービスのプロダクト責任者してました。
・2021年に独立し、現在は、Primaryという不動産仲介会社を運営(不動産会社の経験0です)
・現在、次世代不動産仲介事業をつくっています。
音声での記事もあるので、音声の方が良い方はこちらをどうぞ。
※1.5倍速推奨
※加筆修正を記事はしているため全く同じ内容ではございません。2つとも見ていただくとより深い理解になります。
1. コーチングって何?
本屋でもコーチングコーナーができたりと、目にする機会が多くなったコーチング。
コーチングとは、あなたが目標を達成するためのサポートをするプロセスです。
目標達成のサポートとして、ティーチングやカウンセリング、コンサルティングがありますが、それぞれとの違いからコーチングとはどのようなものかを説明します。
コーチングは、ティーチングやコンサルティングと違い、受け手の具体的な解決方法(コンテンツ)に介入しません。したがって、ビジネスアイデアのブレストを手伝うものでもなければ、最新マーケティングを教えるようなことはありません。
コーチングは、「0→プラス」に変化するためのものです。カウンセリングは、「マイナス→0」の状態にすることが目的ではありません。言い換えると現状の変わりたいけど、変われていない自分から抜け出すサポートです。
ティーチング:先生が生徒に新しい知識やスキルを教えることです。例えば、数学の先生が新しい方程式の解き方を教えるのがティーチングです。サッカーの指導者が技術等を教えていることもティーチングです。受け手のコンテンツ(数学やサッカーがうまくなる方法)に介入します。
コンサルティング:コンサルタントは、特定の問題を解決するためのアドバイスを提供します。例えば、ビジネスのコンサルタントが会社の売上を増やすための戦略を提案するのがコンサルティングです。ティーチングと同じく、受け手のコンテンツ(ビジネスや事業がうまくいく方法)に介入します。
カウンセリング:過去の問題や現在の悩みを解決するために、話を聞いてサポートすることです。例えば、心理カウンセラーがストレスや不安を感じている人の話を聞いて、解決策を一緒に考えるのがカウンセリングです。カウンセリングはマイナスな状態を0にすることが主目的となります。
2. コーチって何に介入するの?
コンテンツに介入しないコーチングは何に介入するのでしょうか?
それは、マインド(心と脳)の使い方に介入します。
コーチングでは、自分だけじゃ辿り着けない状態や目標達成へのサポートを行います。
なぜ、自分だけじゃ辿り着けないかを説明するには、無意識的判断(システム1)と意識的判断(システム2)を説明する必要があります。
これが世に浸透したきっかけの1つは、心理学者ながらノーベル経済学賞受賞し、行動経済学を世界にしらしめたダニエル・カーネマンの名著ファスト&スローです。この本では、人間には、自動的に処理が早い「システム1」と意識的で処理が遅い「システム2」があること、さらに、大半の意思決定をシステム1が行っている。ことを教えてくれています。これは無意識なので自分では、その意思決定が当たり前だとおもっており、それが自分に制限をかけていることを気づくことができません。そのためなかなか変わることができないのです。
意識ではだめだと思っているのに、ついやってしまう感情的に対応してしまうこと。ってありませんか?これがまさにシステム1が判断していることです。
この無意識(システム1)に介入することで、その人に変化を起こすことがコーチングとなります。
もう少しここの内容を具体的に見ていきましょう。
3. マインド(心と脳)と使い方って具体的になに?
特に理解しておきたいものが2つあります。
それはコンフォートゾーンとモチベーションの正体です。
コンフォートゾーンとモチベーション
人が緊張せずにいられる物理的または精神的に限定された範囲。慣れ親しんだ物理的・情報的な範囲。のことです。
この概念は、スポーツの試合での「ホーム」と「アウェイ」のような状況でも使われます。ホームでは勝率が高いのは、選手たちが自分たちのスタジアムでパフォーマンスを最大限に発揮できるからです。
このようにコンフォートゾーンは自分のパフォーマンスが最大化されます。
モチベーションとは、このコンフォートゾーンに戻ろうとする力のことです。
なにかに向かって頑張る力!という表現をされることがありますが、それでは不十分です。モチベーションはコンフォートゾーンに戻る力なのでプラスにもマイナスにも作用します。
仕事で成果を出せない2人がいるとします。
ここではAさんとBさんと呼びます。
【Aさん】
自分は仕事ができない、この仕事は自分には向いていないと思っている。
【Bさん】
仕事ができていない今の自分に違和感を感じており、この仕事は向いてるはずなのに成果が出ていないのはおかしいと感じている。
Aさんのコンフォートゾーンは、仕事ができない自分であることです。もし仕事がうまくいっても「これはまぐれだ、自分の実力じゃない、すぐ失敗する!」と心の中で思い、仕事ができない自分に戻ろうとします。これがAさんのモチベーションです。
Bさんのコンフォートゾーンは仕事で活躍している自分です。もし仕事でうまくいくことがあれば、「やっぱり自分は活躍できる。この方が自分らしい(心地いい)」と心の中で思います。このタイミングでドーパミンがでるため、学習と改善も進むためより実力もついていきます。これがBさんのモチベーションです。
これは、AさんとBさんが発語していることではなく、心の中で自分に語りかけている言葉であることが大事です。
心の中で自分に自然と語りかけている言葉とは、無意識のシステム1だからです!
コンフォートゾーンの力は非常に強力です。
これは人間には、恒常性維持機能(元に戻ろうとする機能)があるからです。
いままで話してきたコンフォートゾーンはマインドの話ですが、身体にもコンフォートゾーンがあります。
身体のコンフォートゾーンの例は次です。
外気温が-20度でも80度でも体温は36度であり続ける
ダイエットして、痩せてもまたたく間に元の体重に戻ってしまうこと
このように、自分の意識が願う願わない関係なく勝手に戻っていくため非常に強力です。
人はなかなか変わらないというのはコンフォートゾーンが変わらないからと言い換えることができます。
では、マインドのコンフォートゾーンはどうやって決まるのでしょうか?
それは、「臨場感」です。
脳みそは、自分の中で臨場感が高く映像化できるものをリアルだと判断します。「物理世界がリアル」なのではなく、「物理世界は臨場感が高いことが多いためリアルだと判断しがち」といえます。
実際に映画は、ただの映像ですが、臨場感が高いため、あなたは没入し、怖がったり感動して涙してしまうことがあるでしょう。
この臨場感は、自己イメージ(こっちの方が自分らしい)から判断されます。実際に私の例で説明します。
4. 実際のハギーのコンフォートゾーンが変わった例
大学2年生のときに、2年間のカナダ留学に行きました。
当時の私は、TOEIC315点、旅行含め海外に行ったことはありませんでした。
結果、TOEIC895点、現地のレストランで接客業をするまでになりました。
普通なら「なぜ留学するのか」と思われるレベルでした。
しかし、コミュニケーションは好きで得意だから何とかなるだろうと思い、実際に留学に踏み切りました。現地に着いたとき、英語が全く話せない状態で、自分にとって非常に居心地の悪い環境でした。
自分にとっては、英語が話せずコミュニケーションが取れない自分は、「自分らしくありません」でした。そのため、現地では言葉が通じず困ることが多く、何とかして英語を話せるようになりたいと思いました。この時点で、自分にとっての新しいコンフォートゾーンが「英語が話せる状態」になり、英語を一生懸命勉強するようになったのです。
留学は荒療治でしたが、場所が変わることで臨場感が高くなり、また自己イメージと不一致だったためコンフォートゾーンな状態になろうとしました。
そのため、日本でどれだけ勉強しようと思っても続かなかった英語を勉強し変化することができました。
ただこれは両刃の剣であり、「無理だ〜!」となって日本に戻る可能性もありますし、そもそも時間もお金もかかるから大変です。
臨場感が高い方をコンフォートゾーンにするということは、留学に行かずとも変わることができるということです。
コーチングでは、その人のマインドの根本であるシステム1に介入し、コンフォートゾーンを変えるお手伝いをします。
そのためには、現状の外の目標を設定する必要があります。現状のままだとコンフォートゾーンは動かないからです。
それでは、コーチに求められることはなんでしょうか?
5. コーチに求められること
コーチには、以下が必要です。
マインドのからくりを理解:マインドの仕組みをよく理解していること。コンフォートゾーンがずれた状態を知っていること。
実践経験:あなたのチャレンジをプッシュするコーチ自身がチャレンジをし続けていることが必要になります。コーチ自身が変革を起こし続けてるからこそ、クライアントのチャレンジをプッシュすることができます。
6. コーチングセッションで何をするか?
コーチングセッションでは、次のようなことを行います:
① 現状の特定
最初に行うのは、クライアントの現状を正確に把握することです。特に仕事に関して、現在の状況を詳細に理解します。例えば、「現在どのような仕事をしていますか?」や「何が好きで、何が嫌いですか?」といった質問をして、自分自身の職業等の深掘りします。どんな機能を仕事で提供しているかを把握することが現状を把握することになります。
②あなたの特性を言語化
次に、クライアント自身が持っている特性を明確にします。これは「ついやってしまうこと」や「社会性に負けない主体性」といったものです。例えば、怒られてもついやってしまうことや10年以上続けている趣味など、自然と行動に移してしまうことです。コーチングではこれを「Want to」と呼びます。この特性を特定することで、クライアントがどのような状況でも主体的に行動できる部分を見つけ出します。
③「とんでもないけど達成したい未来」を設定
次に、クライアントが達成したい未来の状態、つまり目標を設定します。
これは、今の現状の自分では到達できないであろう未来(=現状の外のゴール)です。コンフォートゾーンがずれた状態は、現状の外がコンフォートゾーンになっているからです。ここまできたあなたはゴール設定できた状態です。社会に負けない特性を持ってるあなたならば、たとえ現状の外だったとしても達成することができます。
④その未来とのギャップを埋める
現状がコンフォートゾーンであることを理解し、それを超えるための新しい臨場感の高い未来を設定します。しかし、現状とゴールとの間に大きなギャップがあるため、そのギャップを埋めていきます。
7. コーチングに向いてる人
決して万人に必要なものではありません。
悩み相談をしたい人や、現状に満足してて変わりたいとは思っていない人にとってはそのタイミングでは不要なものになる可能性が高いです。
逆に、
・今の自分のままでは到達できないような未来へ挑戦したい人
・刺激が足りていない人(できることが増え、とても不満なわけではないが、このままでいいのかもやもやしてる人)
こんな人たちには、コーチングはとても大きい力になります。
ぜひ、僕が力にならせていただければと存じます。
今回募集するモニターセッションですが、モニターとか関係なく、全身全力であなたが飛躍するきっかけとなるようにコミットします。
※卒業生のプロコーチは、1セッション3〜5万円程度が多いです。
※(満員御礼)無料モニターは5名限定で募集しております。有料セッション(1万円)募集します。セッション後1万円の価値がないと感じた場合、返金致します。
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