恐怖の強風体験をどうぞ
ここ最近はとにかく風が強いです。時速で言うと60kmなので、秒速で17mくらい。文句なしにフェリーは欠航が続いています。
木々は風下にひん曲がって、運が悪いと折られてしまいます。台風でもないのに木が折れるなんて信じられますか?
初めてこの冬を体感する植物は、この強風におののきひん曲がったまんまで成長します。澎湖では物腰が柔らかいものしか生きながらえないのです…。
家からルルさんの職場までの間には、風が渦巻く場所があるようで、落ち葉やらゴミやらが溜まって日に日に大きく成長しています。最近はどれくらいまで成長しているのかを観察するのが毎朝の日課です。
なお、その先は吹きさらしの丘の上なので突風がビュービュー吹いてます。
丘の上には澎湖に2つしかない公立病院が建っているのですが、患者はこの強風に打ち勝たないと診察すら受けられないと言う過酷な設計になっています。さすが軍営の病院ですね。
多分、丘の上にいきなり巨大な建物があるから風がぶち当たっているんだと思われます。
風が強いと土埃も舞うので大変です。外に洗濯物を干すとホコリっぽくなりますし、窓を開けているとホコリが家の中にまで入ってきます。
おかげで冬は土間に土埃がたくさん。毎日掃除しないと引き戸がうまく動かなくなってしまいます。たまに突風が家の中にまで入って物を落とすこともあります。
車は一日動かしていないとフロントガラスが見えなくなります。ただいまウォッシャーが故障しているので出かける前にフロントガラスを水拭きしなければなりません。
澎湖の冬はマジで風との戦いです。
しかし、この風には1つだけ弱点があります。北東から吹いているために、南西方面には攻撃できないということです。
だからほとんどの古民家は南向きに建っているんだよな〜と思います。
ちなみに季節風が原因で船が欠航することはありますが、飛行機が欠航することはまずありませんのでご安心を。
冬に澎湖にお越しになった方はぜひ、吹雪体験ならぬ恐怖の強風体験をお楽しみください。