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700メートルを越す秘密の地下基地「龍門閉鎖基地」

2020年の10月27日にプレオープンされたばかりの軍事施設「龍門閉鎖陣地」に行ってきました。

この施設は戦時を想定して、澎湖(ポンフー)の東海岸にある「龍門」集落の周辺に作られた地下基地です。

最大収容人数は約150名、基地の全長は705メートルもあり、中には人がすれ違えないほど狭い道が縦横無尽に張り巡らされています。

数年前から「来年公開する」と言い続けられた施設ですが、ついに公開され事前に予約して入場料を支払えば誰でも見学できるようになりました。

見学を希望する場合は、前日までにインターネットで予約をし、当日は龍門閉鎖陣地入り口の近くにある受付で入場料を支払ってチケットを受け取ります。

なお、龍門閉鎖陣地の中は暗く迷路のようになっているので、必ずガイドさんと一緒に見学をします。

入り口は1ヶ所だけで、中に入ると薄暗くて狭い通路が続いています。天井を見るとトゲトゲとした飾りがついているのですが、これは消音のためだそうです。

途中で、作戦会議室や見張り所、厨房、武器庫などにも寄るのですが、すごいのが見張り所や武器庫にある機関銃や歩兵銃に触ることができることです。記念写真もしっかり撮れます。

ガイドさん曰く弾を抜いてあるだけで本物だというのですが…。

まあ僕は平和ボケした国で育ったので本物か偽物かの判断はつきません。ただ重かったので本物だと思います!(小並感)

台湾人男性なら徴兵経験があるから分かるのかもしれませんね。

ということで、龍門閉鎖陣地では本物の機関銃と歩兵銃に触れます。すごい!

また、途中で電気が一切付いていない真っ暗な通路も通ります。これは電気が壊れているのではなく、当時の雰囲気を味わってもらうためとのこと。

この部分は本当に真っ暗で何も見えなくなりますが、一本道なのでまっすぐ進めば大丈夫です。怖いかもしれませんが、ここはぜひスマホのライトは付けずに通り抜けて欲しいです。闇の暗さに気付けますよ。

澎湖には他にも地下坑道がありますが、ここは圧倒的に規模が大きいです。

そして、中にいた時間は50分にも及んだのに、あっという間に終わったように感じました。それだけ内容が濃かったということですね。

龍門閉鎖陣地の入場料は、大人は100元ですが2020年中はプレオープンのため半額の50元です。澎湖や台湾にお住まいの方は今のうちに行かれてはいかがでしょうか。

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