自治体窓口3.0
今、デジタル庁と自治体職員有志で、「書かないワンストップ窓口」の普及・啓発に取り組んでいます。
※私たちが「書かないワンストップ窓口」を普及・啓発する理由は、こちらの資料をご覧ください。
この「書かないワンストップ窓口」は、ともすると「書かない」だけが注目され、私たちが最も伝えたい「利便性の向上と職員負荷の軽減の両立」が伝わらないことがあります。これはひとえに「申請書を書かなくてよい」ことのインパクトが大きいからです。
そこで、「書かないワンストップ窓口」に置き換わる概念、言い換えれば、伝えるための新たなキーワードが必要であると考えました。そこで生まれたのが「自治体窓口3.0」です。
自治体3.0
ご存じの方はすぐにピンときたと思いますが、この「自治体窓口3.0」は、奈良県生駒市の小紫市長が提唱する「自治体3.0」からヒントを得たものです。
窓口をアップデートしよう
かつての役所の窓口は「お役所仕事」の代表格であり、お世辞にも良いサービスを提供する場所ではありませんでした。(自治体窓口1.0)
その後「住民=お客様」という考え方が定着してくると、住民サービス向上のために夜間や休日にも窓口を開けたり、様々な手続きができる総合窓口を設置したりするようになりました。(自治体窓口2.0)
しかしながらこれらのサービスは、時間外勤務や幅広な業務知識の習得といった職員の努力によって実現されており、住民サービスの向上とは職員の負荷が高まることとイコールでした。
そこで実現したいのが、窓口のさらなるアップデートです。
住民サービスを向上しつつ、デジタルの活用で職員の負荷も軽減する。具体的には、何度も同じことを書かなくてすみ、手続きにかかる時間は短く、職員も溢れるほどの知識を詰め込まなくていい。それが「自治体窓口3.0」の姿であり、この「自治体窓口3.0」を支えるのが「書かないワンストップ窓口」であるということです。
世間ではWeb3が流行っています。自治体窓口も3.0へアップデートしましょう!
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