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【レポート&感想&考察】SEKAI NO OWARI 全国ツアー「BLUE PLANET ORCHESTRA」

初めまして。大学生でセカオワファンのDaichiと申します。

先日ついに約2年ぶりとなるSEKAI NO OWARIの全国アリーナツアー2020-2021「BLUE PLANET ORCHESTRA」が始まりました。自分は11月20日(横浜のぴあアリーナMM)に参戦してきました。
余韻に浸りながら記憶が鮮明なうちに感想や考察をしていきたいと思います!
ライブに行った人はもちろん、行けなかった人にも雰囲気が伝わるように書いていきたいと思います。(この記事にライブの写真は載せていません。インスタやTwitter等にファンが撮影したプロのカメラマン並みの写真がたくさんあがってますのでそちらをご覧ください笑)

※注意
・ネタバレ100%、いや120%ですのでご注意ください。
・僕の個人的な解釈や予想も入っています。
・メンバーの名前は見やすいように、正式のローマ字表記に統一しました。


はじめに

新型コロナウイルスの感染拡大によりSEKAI NO OWARIのインディーズデビュー10周年イヤーである2020年に予定されていたドームツアー「Du Gara Di Du」は中止になってしまいました泣。そして、メジャーデビュー10周年となる今年もライブが開催できないまま半年が過ぎ、今年もライブできないのかと思っていたところ、7月に今回のアリーナツアー開催が発表されました!ファンはみんな大喜びでしたね!(この後に壮絶なチケット争奪戦争があるとも知らずに。)


今回はツアータイトル「BLUE PLANET ORCHESTRA」にもある通りセカオワ史上初のフル・オーケストラ体制という超贅沢なライブでした。そして、そのオーケストラアレンジを務めているのが、作編曲家・福田洋介さんです。福田さんとSEKAI NO OWARIは2013年のライブをきっかけにバンドとの交流が始まったそうです。
この辺の話は今回のツアーグッズである「オフィシャルパンフレット」に書いてありますのでそちらで是非ご覧ください。(このパンフレット、マジでおすすめです! 毎ライブで作って欲しいです…)


セットリスト

まずはセットリストを振り返っていきたいと思います。
僕が参戦した2021年11月20日(土)の神奈川公演初日@ぴあアリーナMMのセトリになります。
※この記事を書いている現時点では終了した4公演すべてが同じセトリでしたが、途中で変更になる可能性があります。

1_ブルプラ_セトリ_yokohama

はい、こちらが実際のセットリストになります。
今までのセカオワのライブと比較すると良い意味でバグってるセトリだと思いました笑。
バグってる理由は後にして、まずは一曲ずつ一言で感想を。(一言の予定でしたが興奮で少し長くなってしまいました笑)


0. BLUE PLANET
この曲はSaoriちゃんのピアノとオーケストラの演奏のみで構成されていて、今回のライブのために制作されたものです。Saoriちゃんのツイートでもあった「0曲目」の正体です。宇宙を連想するようなこのオープニング曲によってここから始まるライブの世界観を創り出していると感じました。最近、SEKAI NO OWARIのアルバム「scent of memory」やEnd of the Worldのアルバム「Chameleon」でもアルバムの頭や曲の前にインスト曲が入れられることが増えてきていて、本当にそういう世界観に引き込むのが上手いなと思います。

1. 幻の命
注目されるライブの第一曲目です。セカオワのライブの定番といえばここで「スターライトパレード」や「炎と森のカーニバル」など盛り上がる曲が入ってきます。
そんな中、今回のライブの一曲目ではまさかの「幻の命」。セカオワのインディーズデビュー曲です。
おそらく日本で最後に「幻の命」が演奏されたのは2016年のツアー「The Dinner」です。デビュー曲にもかかわらずそこから約5年以上演奏されてきませんでした。
しかし、今回の10周年かつ久しぶりのライブの一曲目で「幻の命」が歌われました。
まるで温めていたかのように、ここぞというタイミングで。
待ち続けていたファンの涙腺は一曲目から崩壊です。泣いていたファンはかなり多かったと思います。
これはずるいです泣。ずるすぎます。

2. 虹色の戦争
ついに来ました。この曲を待っていたファンはかなり多かったはず。かつてライブ定番だったこの曲もアコースティックライブ等を除けば2015年のライブ「Twilight City」以来約6年ぶりでした。(まぁTarkusの日替わりはありましたが。)
ライブならではの曲前のドラムとNakajinの”こんばんはーSEKAI NO OWARIで~す!”を聞くとセカオワのライブに来たなという感じでした。
ステージの照明も虹色でめっちゃ綺麗でした~!!

3. 眠り姫
ファンにも人気で世間的にも知名度が高い「眠り姫」。2019年のライブ「The Colors」やその年の夏フェスで皆勤で今回もセットリストに入ってきました。しかし今回は、オーケストラの演奏によってとても輝いていました!特にストリングスが超似合う曲だと思っていましたが本当にその通りでした!

4. スターライトパレード
セカオワのライブ超定番曲です。今回もこの曲で初めてスターライトリングが点灯しました!僕はこの瞬間が大好きです。
しかし、いつもと違うのは”歌える?” & ”いいねぇ!”が無かったこと。(感染症対策で歓声禁止のため)
そこは残念でしたが、この曲をフルでFukaseさんの歌が聞けるのは逆にレアだったかもしれません。

5. Love the warz – rearranged
個人的にライブといえばこの曲です。ここもセカオワのライブに来たなと実感できる瞬間です。
今回のライブでのこの曲のアレンジはとても印象に残りました。rearrangedでカッコよくなりましたがさらにカッコよくなったなという感じでした。言葉では説明できませんが、特に英語の部分のアレンジが好きです。

6. Fight Music
まさかのこのタイミングで「Fight Music」です。いつもアンコールなどのライブの最後の方にやっていた印象でしたが6曲目。バグってますね笑。
いつも最後の方にやるのに前半に来ちゃって、この曲の後なんか変な気持ちになりました笑。
久しぶりにタオル回せて静かに大盛り上がりでした。この曲か「生物学的幻想曲」が来ないとタオル回せませんから笑

7. Death Disco
“クエスチョン”でおなじみ、Fukaseさんが大好き?な「Death Disco」。
こちらもライブ定番曲です。
“宇宙”という単語が歌詞に出てくるのでこのライブに合った曲でしたね!
そして、この曲もオーケストラアレンジマジで最高でした!

8. Dragon Night
ここで「Dragon Night」。まじで今回のセトリどうなってんねん!って感じでした笑。
2019年の夏フェスで印象的だったFukaseさんの「Jump!!」がコロナ禍のライブで生きてくるとは!「歌える?」はできなくてもジャンプはできますから。そしてなんとここでFukaseさんの「いいねぇ!」が聞けました!

9. 炎と森のカーニバル
まさかの2017年のツアー「Tarkus」バージョンの完コピでの「炎と森のカーニバル」でした!
イントロ始まった瞬間鳥肌でした!!
印象的な「Tarkus」一曲目の登場シーンを思い出しました!

10. YOKOHAMA blues
横浜の会場で「YOKOHAMA blues」。最高でしたね。
ライブならではのFukaseさんの歌詞間違いも見れました笑

11. RAIN
バラード×オーケストラ。最高でした!!

12. Hey Ho
楽器や音数がエグイこの曲。やはりオーケストラアレンジめっちゃ合います!
この曲では数曲前のMCでも話題になったオーケストラならではのストンプ(足踏み)もやりました!

13. SOS
真っ白のライトがとても印象的でした。
Fukaseさんのシルエット美しかった…

14. Monsoon Night
今回のライブでの個人的大優勝曲「Monsoon Night」。
狂ったようなFukaseさんの指揮や指揮棒を投げ捨てるシーンが曲のイメージと合ってて最高でした!
オーケストラアレンジもマジでカッコよかった!!!!

15. 陽炎
まさかこの曲をやるとは。Saoriちゃんメインボーカルのこの曲。
DJ LOVEさんのウインドチャイムも印象的でした。

16. silent
この季節ぴったりのこの曲。Fukaseさんクルクルしてました。

17. tears
本編最後は「tears」。”え、もう最後!?”と思うのは毎回のお決まり。
間奏の演奏カッコよかった~!!

18. バードマン
ここからアンコールです。
Fukaseさんが上手く指揮をできず三度目の正直で成功する演出良かったですね!
オーケストラ奏者さんの”失敗の演奏”上手かったです笑
そして木管楽器(フルートなど)が綺麗でした!!

19. Diary
まさかの新曲!!
1番サビ後のSaoriちゃんのピアノ良かったです!
リリースが待ち遠しい!

20. RPG
最後の最後は「RPG」!
セカオワといえばのこの曲。大盛り上がりでライブが終了しました。

セットリスト全体の感想

もうお気づきの方も多いと思いますが、なんと今回のセットリスト、最後の「RPG」を除いておおまかに”リリース順”なんです!
RPGを除いて今回のセットリストの収録アルバムを書いてみると…
1~2.「EARTH」(2010)
3~6.「ENTERTAINMENT」(2012)
7~9.「Tree」(2015)
10~12.「Lip」(2019)
13~14.「Eye」(2019)
15~18.「scent of memory」(2021)
19.新曲のため未収録

このように完全にアルバム別のセットリストになっていました。いつも最後の方にやる曲が前半に来たりなど、これがバグっていた理由です。

曲順でセカオワの歴史を辿るようで10周年ライブとして素晴らしいセットリストだと思いました!

他に聴きたかった曲

2年以上ツアーをしていないとライブ未披露の新曲が溜まっていくので、今回残念ながらセットリストに入らなかった新曲もたくさんありました。
中でもシングル「umbrella/Dropout」(2020)の3曲が1曲も入らなかったのは驚きでしたが、10周年ライブということもあり新旧の曲を均等にやってくれたのは嬉しかったですが、聴きたかった~。
特に「Dropout」「周波数」は個人的に今回のライブコンセプトに合っている曲だと思っていたので聴きたかったですね。

あとは「青い太陽」とか「アースチャイルド」とか「コードレスベイビー」とか…

そんなこと言い出したらキリがないですね。

衣装

少し前のラジオでSaoriちゃんがピアノがとても弾きにくい衣装だと言っていたので気になっていましたが、今回の衣装はまさかの宇宙服
Nakajinも相当大変そうにギターを弾いているように見えました。
そして、End of the Worldの「Chameleon」のアナログレコードのジャケ写は伏線だったんでしょうか!?

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ステージセット

いつも規模がすごすぎるセカオワのセットが話題になりますが、今回は巨大なセットなどはありませんでした。
コロナ禍ということもあり様々な理由でこのようになったようです。

しかし、今回のセットもとても考えられたデザインになっています。
“クラシック” や “宇宙” といった要素を融合したデザインだそうです。
・オーケストラのコンサートを彷彿させるカーテン
・背景に見える大きな地球
・ステージ上部には今回のスターライトリングのデザインにもなっている時計
などなど
まさに“クラシック” や “宇宙” といった要素を融合したデザインそのもので近未来感に満ちたとても綺麗なステージセットだと感じました。

ブロック名

2018年の野外ツアー「INSOMNIA TRAIN」以来のブロック名が復活しました!
今回は「星座の中の星の名前」がテーマのようです!
ここまでで確認できているブロック名を紹介します。

・Perseus「ペルセウス座」
・Castor 「ふたご座アルファ星」
・Becrux 「南十字座ベータ星」
・Elnath 「おうし座ベータ星」
・Almach 「アンドロメダ座ガンマ星」
・Wezen 「おおいぬ座デルタ星」
などなど

考察

ということで少しだけ考察をしたいと思います。

まず、曲と曲の間などにあったアニメーション(映像)についてです。
アニメーションではライブが数曲進むごとに恐竜、隕石、生命体などについての映像が流れていました。
また、アニメーション中には時計の針の音が流れていました。
よって、このアニメーションでは地球規模での時間経過を表しているのかなと思いました。

そして先ほども書いたように今回のセットリストは(アルバムごとの)リリース順になっていました。

以上より、このアニメーションとセットリストから"地球"と"セカオワ"それぞれの時間経過(歴史)を表しているのかなと考えました。
そして、そこにはこれまでの10年を振り返るという意味が込められているのかなと思いました。


また、ステージ上部にあった時計やスターライトリングのデザインは”針がない時計”です。
白EARTH(白い時計のデモCD)やclubEARTHのステージなど様々な場所で針なし時計が使われているので、ここからもセカオワらしさが感じられました。


他にも考察しがいのあるものは見つけましたが、今回はこの辺にしておきます。最近セカオワは、ファンの考察がすごいため、挑戦的に誰も気づかないようなものをこっそり忍ばせているので面白いです笑。みなさんもいろいろ考えてみると面白いと思います!

まとめ

今回のライブは会場内が宇宙船で、地球を出発し宇宙でライブをした後、地球に戻ってくるという設定でした。
宇宙から地球を望んでオーケストラライブ。これが「BLUE PLANET ORCHESTRA」の由来だったわけです。

コロナ禍にライブを開催するのは本当に大変なことだと思います。
そんな中でこのライブが開催され、そこに参加することができました。
このライブに携わっている全ての方に感謝したいです。

おわりに

以上、SEKAI NO OWARIの全国アリーナツアー2020-2021「BLUE PLANET ORCHESTRA」のレポート・感想・考察でした。
もしかしたら今回の内容で追加の記事をまた書くかもです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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