見出し画像

高校の親友の話

ご覧頂きありがとうございます🙇‍♂️
だいち(20)です!
現在福岡にて音楽活動をしており、その中で感じたことを綴っています〜。拙い文章ですが最後までお付き合い下さい…!

親友の''彼''と僕


高校までサッカーをしていた。プロにはなれなかったけれど、そこで出会った親友の話を少し。

高校まで地元のユースチームでサッカーをしていた。新しいチームに胸を踊らせて初めて顔を合わせる新しい「仲間」と出会った。「絶対プロサッカー選手になる」漠然とした夢をもって。

''彼''の事は初めからあまり好きではなかった。よくいる様な上手いけどキザなやつだと思っていた。(キザな所はタダの人見知り出会った事に気づくのに時間はかからなかった)彼といつ仲良くなったのかもどうやって仲良くなったのかも覚えていないけど、そんな事は恐らく僕にはどうでもよかった。馴れ合いの友達じゃなくて、本気の仲間を見つけられた気がしていたからだ。(ちなみに親友とは僕が勝手にそう思っているだけ。)

彼は本気でプロサッカー選手を目指すサッカー少年。本気度や知識、経験も同い年とは思えない違いをもっていた。差は歴然であったけれども休日や朝に自主練を一緒にしたり、早くグラウンドに行って練習をしたり…時が経つにつれて関係性は対等なものになっていった。(彼は最初僕の事を見下していたと思う。少なくともそれに近い感情。僕もどこか遠慮していた。ただ、彼の態度は直ぐに変わって僕を対等な仲間として扱ってくれた。当たり前の事かもしれないけどそれは凄く嬉しい事だった。)

立場の変化と葛藤

実を言うと僕は高3の春にサッカーを辞めている。俗に言う引退ではない。1番大きな大会を目前にして精神的に崩れきってしまったのだ。後悔はしているけれども、そこまでではない。それ程心は離れてしまっていたのだろうか。
僕は現在、大学に進学して音楽活動の傍らサッカーチームのコーチをしている。(もとも指導者を志していた為)毎年夏には講習会を受講してライセンスも取得した。一方彼は大学サッカーを経由してプロになろうと今も頑張っている。

''''の目に、僕はどの様に映っているのだろうか

サッカーを頑張っていたはずなのに気がつけばバンド?サッカーコーチは好きでやっている事だと思っていたが、彼への後ろめたい気持ちを

「コーチとしてサッカーもちゃんと頑張っているんだよ!」

とアピールする事でサッカー仲間としての関係性を維持したかったのではないか…そう悩む事が最近増えていた。
やっぱり、バンドって何だか俗物的とまでは言わないけれどもバンドマンに対するステレオタイプなイメージは僕でもわかってる。だから僕は彼とバンドの話はしていない。(出来ないのかも。)

僕はバンドをする。君はサッカーをする。

僕は今、本気で音楽をやっている。サッカーに関しては正直あの時程頑張れるかと言われると…
だけどね、一緒に戦いたいと思える同じ情熱をもった仲間と出会ったんだ。僕の新しい仲間は、一緒に悩んで一緒に進んでいく事が出来る。きつい事もあるけど

こいつらの為なら…!

って歯を食いしばって頑張れるんだ。あの時の僕らみたいにね。新しい仲間とどこまで行けるのかは分かんないよ。案外直ぐに折れるかも知れないし本当に大きくなるのかもしれない。サッカーを辞めた事に対する後ろめたい気持ちも勝手に僕が感じていたものだし、実際のところは分からないけど、それも捨てようと思う。だって自分の目標に向かって進んでいるから。胸張っていくよ。やる事が変わっても、進む先が変わっても本気な事に変わりはないからね
pudelhunds(パドルハンズ)という新しいチームで、グラウンドからステージに変わったけど、根っこの情熱は忘れてないよ。

あ、言い忘れていたけど、pudelhunds(パドルハンズ)はね、その日来てくれた人、お客さんもチームなんだよ。日によって違うし知らない人もいるの。でも皆でチーム。それも良いでしょ?いつか近くでライブする日が来ると思う。その時はまた一緒のチームで会えるといいな。体調には気をつけて、お互い楽しもうね。

だいち(pudelhunds)

いいなと思ったら応援しよう!