10/4雇用統計徹底予想!

今週の金曜日は雇用統計の発表日です。

毎月の第一金曜日に雇用統計の発表があることは知っていても
どのように相場に影響が出て、どのように利益を出していけば
良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?

僕のLINEに友達追加してくれている人たちには、雇用統計でどんな結果になるのか、僕の見解を事前に知ってほしいと思っているので、今回特別に公開します。

今月の雇用統計はゴールドに大きく影響が出てくるため、今のゴールドのトレンドに乗りたい人は最後までチェックしてください。

今回の記事では・・・

・雇用統計とは
・ISM製造業・非製造業の雇用部門の結果
・10月雇用統計の予想

について徹底解説していきます。

雇用統計とは

雇用統計とは・・・主に米国労働省が毎月発表する非農業部門雇用者数や失業率に関するデータを指します。これは、経済の状態を評価する上で非常に重要な指標とされています。

その雇用統計にもいくつか種類があります。

非農業部門雇用者数: 米国の農業分野を除いた全産業での就業者数の増減を示す指標です。月ごとの増減は、景気の拡大や後退、または労働市場の状態を反映します。
失業率: 労働力人口に対する失業者の割合を示します。この指標は、経済がどれだけ健全に機能しているかを判断するために用いられます。
労働参加率: 働く意欲のある人口のうち、実際に仕事をしている、または仕事を探している人々の割合です。
平均時給の増減: 労働者の賃金の変化を示し、インフレの兆候や購買力の指標として重要視されます。

簡単に言えばアメリカの労働状況の指数です。
日本でも景気や経済が良ければ労働状況も良くなることが多いですよね。

アメリカの経済は世界中の金融市長に大きな影響を与えるものなので、アメリカの経済状況をチェックしておくことはトレードをする上でとても大事なことなのです。
その中でも雇用統計の発表は特に重要視されています。

アメリカの経済はグローバルな市場の基盤であり、その変動は多くの金融市場に影響を与えます。
特に、FRBの金融政策、主要な経済指標の発表、地政学的リスク、国際貿易の動向などが市場に与える影響は大きく、これらの要素を定期的に分析することが、投資や取引を成功させるためには欠かせません。
ドル円と相関のあるゴールドであれば尚更です。

また、FRBも雇用統計を非常に重要視しています。

FRBは物価の安定と雇用の安定を目指していますが、みなさんもご存知の通り、雇用者の大幅な下方修正がありました。
それを受けてFRBは物価の安定に対して注力しており、今回の雇用統計を非常に重要視しています。
そのため雇用統計の発表はFRBの金融政策決定に大きな影響を与えます。

10月雇用統計の予想

ISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数の雇用部門は雇用統計の先行指標になります。
つまり、ISM製造業・非製造業の雇用部門の発表から雇用統計の
予想が建てられるわけです

まずはそれぞれの先行指標の結果を振り返っていきましょう。

ISM製造業の雇用部門の発表は43.9と前回の46.0から低下しました。
そしてISM非製造業の雇用部門で48.1と前回の50.2から大幅は下振れの結果になりました。

このことから雇用統計は前回よりも下回ると考えられます。
大きく下振れることも容易に予想ができる結果なので、予想値をも下回ってきます。

ゴールドは安全資産という面で需要が高いので、アメリカの経済が悪くなれば、投資家達はリスクを減らすためにリスク資金をゴールドに移す傾向があります。
つまりアメリカの経済が悪くなるほどゴールドは買われ、価格が
上昇していきます。

今回の雇用統計の発表では前回の指数を下回り、ゴールドの価格が上昇すると考えられます。

では雇用統計にて前回の結果を下回らなかった場合のシナリオも考えておきましょう。
雇用統計が前回よりも上回った場合はゴールドの価格はそれほどの下落はしないと考えられます。
別の記事で解説しますが、現在アメリカも関わっている中東情勢で戦争が起こっているため、有事の金ともいわれるゴールドが一気に下降する可能性は少ないと考えられます。
雇用統計が前回よりも上回ったからといってすぐショートのポジションを持つ、というのは控えておくべきです。

総評

今回の雇用統計発表では前回よりも指数が下回ると考えられます。
その場合ゴールドの価格は現在よりさらに上昇するでしょう。
しかし、動きも激しいゴールドだからこそ経済指標発表時は警戒するべきです。

雇用統計発表後の経済や相場の動きは今後も注目です。
ゴールドの価格はさまざまな経済要因で動くので今後の経済情報も必ずチェックしておきましょう。

今回の予想については雇用統計の当日21時からライブ配信を行い、リアルタイムで解説を行っていくので見逃さないようにしていきましょう。




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