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トレーダーなら絶対に逃してはいけない大統領選挙!~トランプ編~

ライブ配信でも大統領選挙についてお話をしました。
FXで成功するためには季節を理解して、季節のイベントに意図的に乗ることが大事です。

「なんとなくやってたら利益が出た」
「なんだか自分は才能があるかもしれない」

こう感じた経験があるかもしれませんが
これらはすべてたまたまイベントに乗っただけで
自分の実力ではないんです。

ですが、イベントに意図的に乗ることができれば
あなたはもうプロトレーダーです。

だからこそ、大統領選挙は非常に重要です。
大統領選挙はFXだけではなく、株、現物、先物、仮想通貨、不動産投資まで
すべての投資に影響が出てくるので
今回のnoteを通じて、大統領選挙という季節のイベントに
意図的に乗っかって、利益を出していきましょう。

まずは10/14のライブ配信でお話した内容を振り返りながら
項目ごとにお話をしていきます。


投資における季節

皆さんは投資にも季節があることを知っていますか?

僕たちが生活していくにあたって春夏秋冬のサイクルを繰り返しながら
生活をしていると思います。
そして、この季節に応じたイベントというのは
どの業界でも大事なイベントになっていますよね。

例えば、クリスマス。
クリスマスに向けて、クリスマスセットと題した紅茶とクッキーのセットだったり、ラグジュアリーブランドの12月1日から25日までのコスメセットみたいなものも販売させると思います。

ですがクリスマスに向けたものを真夏に打ち出しても誰も購入しないと思います。
なので意図的にクリスマスに打ち出しをしているからこそ
しっかりとした売り上げにつながっているんだと思います。

これと同じでFXにも同じように季節というものが存在して
季節に応じたイベントに意図的に乗っかることで
利益を効果的に上げることができるようになります。

「FXに春夏秋冬なんてねーよ」
という声が聞こえてきそうですが、実はあります。

一番わかりやすい例がビットコインですね。

ビットコインは半減期というものがあり
4年に1度、マイニング報酬を半減させていきます。
なので半減期後1年間はビットコインは上昇して
その後緩やかに下落をし、停滞期を迎える
といった一連のサイクルを持ち合わせています。

2020年の半減期を受けて

だからこそ、半減期という季節のイベントに備えて
事前に準備をして意図的に利益を出そうとしているトレーダーが多いのが
いい例ですね。

そして、全投資の中で今直近で季節のイベントとして注目されているのが

『大統領選挙』

になります。

これを知っている知っていないでは
今後の利益に大きく影響が出てきてしまいます。

だからこそ、今回のnoteで大統領選挙について理解をして
大統領選挙に向けて意図的に利益を出していく準備をしていきましょう。

大統領選挙がゴールド相場に与える影響

先ほどもいましたが
大統領選挙はすべての投資に影響を及ぼします。

中でもゴールドはどうなるのか、詳しくお話をしていきます。

①2016年:ドナルド・トランプ氏の当選

トランプ氏が2016年の米大統領選で当選した際、彼の「アメリカファースト」政策や不確実性が市場の不安を煽り、ゴールドは「安全資産」として急騰しました。リスク回避の動きが強まり、金価格は大幅に上昇しました。

②2008年:バラク・オバマ氏の当選

2008年のオバマ氏当選時には、アメリカの金融危機がゴールド価格に大きな影響を与えました。選挙後も不安定な経済情勢が続き、投資家たちは安全な資産にシフトし、ゴールド価格は上昇を続けました。

③2020年: ジョー・バイデン氏の当選

バイデン氏が2020年の選挙で当選したとき、市場にはコロナウイルスによるパンデミックと経済の不安定さが蔓延していました。この影響でゴールド価格は高値を記録し、特にバイデン氏の経済刺激策の期待が投資家の安全資産への関心を高めました。

もちろんその時の世界の情勢の動向によっても変動はありますが
世界大国のアメリカの大統領が変わり、その時の発言であったり、実際の政策をしていくにあたっての結果によって大きくゴールド相場は変動しています。

つまり大統領選挙によって

リスクオン・リスクオフ

のどちらかが決まるといっても過言ではありません。

リスクオンになればドルが買われて、ゴールドは下落します。
リスクオフになればドルが売られて、ゴールドは上昇します。

そして、10/14のライブ配信ではトランプが大統領になった際のシナリオを公開したので、これからその振り返りとより深堀した内容を載せていきます。

ドナルド・トランプ氏が大統領になった場合

まずトランプ氏が大統領として就任していた期間のゴールド相場について振り返っていきましょう。

トランプ氏が大統領だった時

トランプ氏が大統領就任期間は2017年~2021年となっています。
就任後の政策は以下の通りです。

①税制改革
法人税率を35%から21%に大幅引き下げ、企業の設備投資促進のための「即時償却制度」も導入されました。個人所得税の軽減も行われ、最高税率を39.6%から37%に引き下げました。

②規制緩和
エネルギーや金融セクターを中心に、政府の規制を撤廃・緩和し、特に環境規制の緩和に重点が置かれました。

税金が抑えられ、お金のめぐりがよくなった企業や、今まで規制がされていてなかなか身動きが取れなかった企業は成長に向けて加速し始めます。

こういった政策は急激にインフレを過熱させていき、アメリカの経済は急激な成長をしていきました。
それにより、ドルに投資をするほうが、利回りがいい、とトレーダーは思い、ゴールドよりもドルへの資産の流入が増えて、ゴールドは一時的に下落しました。

ただ就任してから2年後、事態は一変しました。
ドルが売られる要因が一度にそろい始めたのです。

①米中貿易戦争
中国の知的財産権侵害や技術移転の強制、貿易不均衡が問題視されたのに対して、トランプ政権は関税を導入し、双方で報復関税が繰り返されました。

②地政学リスクの増加
米中貿易戦争をきっかけに、アメリカと中国の間でも対立が起こり、北朝鮮問題にて、北朝鮮は弾道ミサイルや核実験を繰り返し、国際社会から制裁を受けました。アメリカは北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定し、制裁を強化するなど、緊張感が高まり、避難資産としてゴールドが買われました。

③FRBの政策金利
そして、税制改革や規制緩和により、過熱しすぎたインフレを抑制するために、FRBは2019年に利下げを実施。さらにはコロナウイルスが発生した際にもゼロ金利政策を行い、金融緩和政策にて、ゴールドはさらなる上昇につながっています。

トランプ氏の失敗

ここで抑えておきたいポイントとしては
トランプが就任時にどんな失敗があったのか、ということです。

それぞれまとめていきます。

①コロナを軽視
新型コロナによる米国内の死者は23万人を数え、ブラジルやインドを大きく上回って、世界最悪となりました。
にもかかわらず、トランプ氏は当初から感染拡大防止よりも経済活動を優先させる姿勢を鮮明にし、感染対策の専門家の意見を無視して、ロックダウン(都市封鎖)やマスク着用などの有効な感染防止策を打ち出しませんでした。理由は単純で、経済活動を制限すれば景気の悪化を招き、再選がピンチになると思ったからです。

しかし、トランプ氏の経済優先策は結果的に感染拡大を加速させ、皮肉にも景気の大幅な悪化を招きました。それに伴い、支持率も大きくダウン。そして、新型コロナはその後も沈静化せず、争点となり続けました。

②政治を甘く見ていた
トランプ氏は、日本では「不動産王」「ビジネスマン」「大富豪」などとメディアに紹介されているが、米国民には「テレビタレント」「色物」のイメージが強いと思います。
ビジネスでは、6回も会社を倒産させたり、頻繁に訴訟を起こしたり起こされたりするなど、組織を束ねる大企業のCEO(最高経営責任者)というよりは、ワンマン経営者のイメージです。

オバマ前大統領は、「(トランプ氏は)自分と自分の友人のためになることにしか関心がなく、大統領という職を、彼自身を有名にするためのリアリティショーとしか見ていない」と痛烈に批判しました。
コロナでの対策や規制緩和、税制改革においても、アメリカの経済は一時的に過熱したが、うまく結果に反映されなかったのも、トランプ氏が政治を甘く見ていたためと考えられます。

トランプが大統領になった時のゴールド相場

まずトランプが掲げている選挙公約は以下です。

1.国境の強化と不法移民対策の強化
2.アメリカ国内の経済を優先するための製造業の復興と雇用創出
3.法律と秩序の維持を重視し、警察の支援を拡大
4.エネルギーの独立と化石燃料の利用推進
5.アメリカ第一主義を強調した貿易政策

この中でも移民抑制は
「労働供給の減少→賃金上昇→インフレ再加速→引き締め的な金融政策の長期化→アメリカ株下落」
になりかねません。

それにより世界的な株価下落に発展する可能性があります。

するとゴールドは上昇していくことは確実なので、不法移民対策の進展によってはゴールドは2025年内には、3000ドルを超えることも考えられます。


大統領選挙一つとっても、ゴールド相場の判断材料としてとらえられる箇所がたくさんあります。

今回はトランプ氏が大統領になった場合のシナリオとなっていますが
反響が多ければハリス氏が大統領になった場合のシナリオのお話もしていきますね。

今回の内容は以下の動画でもまとめています。

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