第40号 非侵襲脳活動記録のキラーデバイス候補Kernel Flowを深掘り、もしも大学1年生に戻れるなら何を勉強(経験)したいですか?、研究室の見学は可能ですか?
// 2022年4月10日 第40号
// 1. 注目ニュース:非侵襲脳活動記録のキラーデバイス候補Kernel Flowを深掘り
// 2. 質問コーナー:もしも大学1年生に戻れるなら何を勉強(経験)したいですか?、研究室の見学は可能ですか?
こんにちは、東京大学の池谷裕二研究室で脳・老化・人工知能の研究をしている紺野大地です。
新年度になりましたね!
「新たに何か学び始めたい!」という人も多いのではないかと思います。
ぜひこの機会に、神経科学やブレインテックを学び始めてみませんか?😊
では、今週も始めていきましょう!
1. 今週の注目ニュース:非侵襲脳活動記録のキラーデバイス候補Kernel Flowを深掘り
今回扱うのは、ブレインテック企業Kernelが開発したデバイス「Kernel Flow」についての論文です。
Kernel Flowは「近赤外線分光法(NIRS、Near-infrared spectroscopy)」を用いた神経活動記録デバイスであり、従来のNIRSデバイスに比べて記録精度の向上、小型化、安価に作成可能というブレークスルーが成し遂げられており、 非侵襲脳活動記録のキラーデバイスになるかもしれません。
具体的に内容を見ていきましょう!
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