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【読書メモ】 プロダクトマネージャーのしごとから学んだ良いコミュニケーションの取りかた

O'reilly から出版されている プロダクトマネージャーのしごと を読みました。

プロダクトマネージャーに限らずビジネスパーソンとして非常に大事にしたいコミュニケーションの取り方について書かれていたので、読書メモとして記録します。


4.2 遠回しではなく、単刀直入に

勉強になったことの要約

プロダクトマネージャーはチームメンバーがやりたくないことを依頼するときが多い。
「〜できたら助かる」や「ちょっと時間があったらでいいんだけど」など心地よい言い回しを使ってしまいがちであるが、依頼したいことは曖昧にせずはっきりと伝えないといけない。

単刀直入に頼みにくい仕事でも、やってほしい理由をチームに理解させ、他に優先度を下げられるタスクがないか一緒に考えてもらう。

4.5 「よさそう」からの脱却戦術:Disagree & Commit

勉強になったことの要約

集団での合意形成の際に、参加者全員の「進めてよい」という積極的なコミットメントを得るためのプラクティス。

反対だったら明確に反対意見を述べる。賛成だったら全力でコミットする。
質問や懸念点があったら共有する。確信がないのなら「はい」とは言わない、明確に「はい」なら「コミットする」というルールの下、ミーティングを行う。

4.6 いろいろなコミュニケーションスタイルを意識する

勉強になったことの要約

プロダクトマネージャーにとってコミュニケーション過剰は自然なこと。
あまり質問をしてくれない人、ミーティングで発言しない人、詳細に書いてくれない人は「悪い」コミュニケーターだと思いがちだが、単にコミュニケーションスタイルの違いを反映したにすぎない。素直に興味を持って付き合ってみよう。

丁寧に書いたメッセージを読んでくれない人は、ビジュアルコミュニケーター(= 図を見て初めて概念を理解する人)なので、アイデアをスケッチしたり、ビジュアルプロトタイプを作って伝える。

フィードバックを求めても答えがいつも「はい」の人がいるなら、「はい」「いいえ」で答えられない質問でフィードバックを求めてみる。

人のコミュニケーションスタイルを知るのに 1 番簡単な方法は、相手がどのようにあなたとコミュニケーションしようとするかを観察すること。

感想

前回の記事でも触れたが、Disagree & Commit は特に参考になるコミュニケーションプラクティスだと思いました。
実際に導入しやすいので、チーム内で小さく試してみたいと思う。

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