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OOUI について学びたい人が触りだけ調べてみた


OOUI について学びたい人が触りだけ調べてみた

こんにちは!最近は PO だけではなく、エンジニアとしてコードを書く時間が多くなってきました。

Next.js を使用してプロダクトを開発することが多いのですが、UI 設計について興味が出てきました。そこで、今回は UI デザインの世界で注目されている OOUI(Object-Oriented User Interface)について調べてみました。今回は、OOUI の基本的な概念と、それがどのようにモダンな Web 開発に関連しているかについて、簡単にまとめてみたいと思います。
あくまで初学者が触りとして調べたことをまとめた記事になりますので、ご容赦ください…mm

OOUI とは

  • OOUI は「Object-Oriented User Interface」の略で、直訳すると「オブジェクト指向ユーザーインターフェース」

  • ユーザーインターフェースを設計する際に、現実世界のオブジェクトや概念をモデルとして使用するアプローチ

OOUI の主な特徴

  1. 直感的な操作:実世界のオブジェクトをモデルとしているため、ユーザーにとって理解しやすく、直感的に操作できる

  2. 一貫性:オブジェクトベースの設計により、インターフェース全体で一貫性を保ちやすくなる

  3. 効率的な学習:既知の概念を基にしているため、新しいユーザーでも素早く操作方法を学習できる

  4. モジュール性:各オブジェクトが独立しているため、システムの一部を変更しやすくなる

OOUI の具体例

OOUI の考え方は、私たちが日常的に使用しているインターフェースにも見られます。

  1. デスクトップメタファー:コンピューターの「デスクトップ」は、現実世界の机をモデルにしています。ファイルやフォルダーは、実際の書類や書類フォルダーをイメージしています。

  2. ゴミ箱アイコン:不要なファイルを削除する際に使用する「ゴミ箱」は、現実世界のゴミ箱をモデルにしています。

  3. ドラッグ & ドロップ:ファイルやオブジェクトを「掴んで」別の場所に「置く」という操作は、現実世界の物の移動をシミュレートしています。

  4. スマートフォンのホーム画面:アプリアイコンを並べたホーム画面は、実際の机の上に物を並べるイメージを反映しています。

OOUI のメリット

  1. 学習曲線の短縮:馴染みのある概念を使用しているため、ユーザーは新しいインターフェースをより速く習得できます。

  2. ユーザー満足度の向上:直感的な操作が可能なため、ユーザーのフラストレーションが減少し、満足度が向上します。

  3. エラーの減少:操作が分かりやすいため、ユーザーのミスが減少する傾向があります。

  4. 開発の効率化:オブジェクトベースの設計により、開発者にとっても理解しやすく、保守性の高いシステムを構築できます。

モダンな Web 開発と OOUI

興味深いことに、OOUI の考え方は現代の Web 開発にも影響を与えています。例えば、React などのコンポーネントベースのフレームワークは、UI をモジュール化された「オブジェクト」として扱う点で OOUI の思想と共通点があります。

また、Next.js の App Router などの最新のフレームワークでは、コンポーネントごとにデータフェッチを行う「leaf fetch」という手法が推奨されています。
これは、各 UI 要素(オブジェクト)が自身の責任を持つという OOUI の考え方と通じるものがあります。Next.js のディレクトリ構成や設計は簡単に汚くなるので、OOUI ベースの設計を基盤にしたディレクトリ構成を考えるのが直近の課題です。

まとめ

OOUI は、ユーザーにとって親しみやすく、使いやすいインターフェースを設計するための強力なアプローチです。現実世界のモデルを活用することで、直感的で効率的な UI を作り出すことができます。

今回は OOUI の基本的な概念について触りだけ紹介しましたが、この考え方は現代の Web 開発にも大きな影響を与えています。UI/UX デザインや Web 開発に興味がある方は、OOUI の概念をさらに深く学んでみることをおすすめします。

オブジェクト指向UIデザイン ―― 使いやすいソフトウェアの原理」という本が有名なのでまずこれから読んで見ようかなと思っています。
次回以降の記事も OOUI について学んだことを記事にしてみるつもりです。


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