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その仕事はどんな価値をもたらしているのか【3種類に分類】

「自分の仕事って誰に役に立ってるんだろう?」

こんな風に考えたことってありませんか?
私は転職エージェントという仕事柄、ふと考える瞬間があります。
今回は「働き方の哲学(著:村山 昇」という本を読んで“なるほど!”って思ったことがありましたのでシェアさせていただきます。

“誰のために仕事しているのか”が分からなくなってしまった方が、少しでもキャリアを振り返る助けになればうれしいです。

自分の仕事の“価値”を考える3つのメリット

はじめに、自分の仕事の価値を考えることには、3つのメリットがあると思っています。

・仕事に充実感が出る
・他者受容度が高まる
・転職活動に有利

<仕事に充実感が出る>
“仕事を辞めたい”と思うきっかけとして、「給与」や「労働時間」よりも「やりがい・達成感の無さ」が上位にきているというアンケート結果があります。引用:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/19432.html

多くのがやりがいを重視して仕事を選びたいという時代の流れがあるようです。

ではやりがいって何でしょうか?

「チーム一体となって仕事ができること」とか「プロジェクトの規模が大きい」とか、いろいろあると思いますが、【誰に役に立っているのかを実感できること】というのもやりがいを決定づける重要な要素かなと考えています。

<他者受容度が高まる>

「いつも厳しくて正直苦手な上司や顧客はどんなことをミッションにして働いてるんだろう?」

といったいつもとは違う視点を持って接してみることによって、また新しい他者への捉え方が見えてくるかもしれません。

<転職活動に有利>

転職活動では約60分という短い時間で「あなたには何ができるのか」を問われることになります。
自分の仕事を通じて“誰に”、“どんな価値を与えているのか”を一言で話すことは、面接でしっかりと自分を表現する訓練となります。

すべての仕事は3種類に分けることができる

いよいよ本題に入ります。
ここでは私がこのテーマを考えるに至った本を抜粋して解説します。

仕事とは、「それをやる前に比べ、なんらかの価値を想像した行為」と考えることができます。そしてその価値想像には次の3種類がありそうです。
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仕事とは、物事やその状態を…
① 「A→A±」増減させること
② 「A→B」変形・変質させること
③ 「0→1」創出すること
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私たちがやる大小の仕事は、すべて上の3種類のミックスと考えてよいでしょう。

※「働き方の哲学」著:村山昇 p20より抜粋

■「A→A±」増減させる仕事
物を売って売上を高めたりコストを削減したり、あるいは物に何か機能を付け足したのであれば性能を+した仕事だといえます。

■「A→B」変形・変質させる仕事
見た目を変えたり、やり方を変えたり、組み合わせたり編集したり(資料作成など)、人の気持ちを変えるのも変形・変質させる仕事です。

■「0→1」創出すること
何か新しいものを発明・開発したり、新たなアイデアを考えたりするような仕事が「0→1」になります。

どの仕事でも上の3種類がミックスされてできています。
あなたの仕事を振り返ってみて、いかがでしょうか?

・あの会議で作る資料は、情報を編集してみんなに分かりやすく伝えているから<変形させる>仕事だな
・お客さんに納得してもらうためにあの手この手でプレゼンテーションしたから<変形させる>仕事なのか…いや、売上に繋がったから<増減>の仕事かな?

こんな風に色んな角度から自分の仕事を見つめ直してみるといいかもしれないですね!

「before→after」で何が変わったか

ここまで「やりがいや誰かの役に立つ仕事」というのを上の3つの切り口で考えてきました。
重要なことは、世の中は「あなたの仕事前→あなたの仕事後」で確実に“何か”が変わっていることなんです。
“何か”を変えたことこそが「仕事の価値」であり、やりがいなのではないかと思います。

以上です。
ここまでご覧いただきありがとうございました!

だいち

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