レッテルが剥がせないね… 実力診断テスト振り返り(小野田華凜)
9. 小野田華凜(「ひとりで生きられそう」って、それってねえ、褒めているの?/Juice=Juice)
タイトルが長いのでイライラしましたが、華凜ちゃんのパフォーマンスを評論していくのには関係ありません。ここで断捨離ISMしておきましょう。
加入当初からロリコン担当だった小野田華凜ちゃん。当時10歳でしたし、何よりもその見た目からそういう層の標的にされていました。
ロリコンオタというのは、その子がロリコンではなくなると推しの対象から外れます。
そういうのを分かっていたのか、は分かりませんが、華凜ちゃんも最初から『そういう特定の層から人気の出ている自分』をあまり嬉しく思っていないところもあったように思います。
実力診断テストにおいても、初参加の昨年は『恋の呪縛』を披露します。Berryz工房の小学生時を思わせるような曲ではありますが、そのパフォーマンスを見た方なら、そうは映っていなかったと思うはずです。
彼女はあくまでも、本格派なんです。
そしてこの度は『ひとそれ』に挑戦した。このようにここまで述べてきた私にとっては、いよいよ来たかという感じだったのですが、一方で現場人気の実態は未だにロリコン担当なのだろうという悲しい現実がありました。
もう一年、ロリコン担当やるか…。
さて、パフォーマンス自体なんですが、非常に落ち着いていたと思います。
サビ部分で声が裏返ってしまったのが本当に悔やまれます。
本番で緊張したのかもしれませんが、幼少期から某少女歌劇団でたくさんの舞台に立ってきた彼女なら、あそこで緊張で声が出ないというのはないと思っています。
単に、実力不足でしょう。
9番、小野田華凜、ひとりで生きられそうって〜というコメント入りも、1拍置いて、非常に落ち着いていました。
楽曲自体が難しく、挑戦した壁が本当に高かったということでしょう。実力は確実に付いてきていると見えました。
こういうのは、実力診断テストならではの見方ではありますね。
普段の発表会でも本格派なんですが、いかんせん付いているオタクがロリコンなんですね。
ロリコンは悪くはありませんよ。ただ、華凜ちゃんがロリコンからウケているというのが、華凜ちゃんにとっては良くないということを言っています。
普通に認められたい。実は一番難しいことなのかもしれません。
レッテルを、剥がすぜ…。
その心意気で頑張って欲しいです。
いつかスキルが嗜好に追い付いて、顔立ちが女性へとなっていく際には、デビューするには相応しい時期となるのではないでしょうか。そのあたりは、橋迫鈴ちゃんのようなストーリーを期待してしまいます。
研修生オタクは、時に「待てば待つほど見返りが大きい」ことがあります。その楽しみ方は、研修生のオタクにとっては、まさに本格派なのではないでしょうか。
子役は大成しない、消えた天才、浜浦彩乃は結局研修生時が全盛期だった。そんなところが彼女のテーマです。
ただ、それに抗っている今の姿は本当にカッコいい。ここまで読んで下さった方には、今後は彼女のことをそんなふうに見て欲しいなと思います。
あと、ロリコンではないと言い張りたい方にも、そんなところを見て欲しいなと思っています。
脱ロリコンアイドル。彼女なりの絶対アイドル宣言は、そんなとこにあると思っています。