8月30日、脳裏に刻まれる思い。

朝、ウイスキー藤村とオルモウツにある教会⛪を登った。

ワイ。

実は高所恐怖症なのね。

 

 

いや、、、マジで。

マジでこんな感じなわけずーっと。

てか、よくみんな登れんなぁ。って感じよ。落ちたら死ぬやんけ!!!

へっぴり腰になりながら、やっとやっと見た景色は、なかなか絶景だったんだけどね。

 

 

 
ウイスキー藤村と別れる前に、お茶して、いろいろ話をした。

『1人でやってけんのかー?』ってなってたけど。

どうだろう。やってけんのかなー?って本人も思ってる。

でも、一回修羅場越えてみたい感はある。

 

どうなるんだろうか?

どんな世界が見えるのか?

野宿して、ぶっ倒れて、死ぬかも知れないんだけど。

そんなことはないだろ。

って思ったら、安全すぎる選択肢を選びすぎてるのかもしれない。

 

 

いずれにしても、本当の恐怖とか、試練は1人になったら襲ってくるってなんとなく思ってた。

オレ、ぽんこつやから。

 

確信しかなかったもんね。

 

 

何もかもお世話になりっぱなしの末、ウイスキー藤村と別れた。

ここから、また一人旅の開始だ。

よっしゃー!って意気込んで、プラハの駅につくと、、、

雨じゃあねぇかぁああい!!!!!

幸先悪いねぇ〜。

 

 

駅について、今日はやらないかなー?とかも思ったけど、やはりやってみることにした。

夕方になると、たくさんのパフォーマーたちが連なる。

火を回す人。
(ファイヤーダンサーとか言うたれや…)

あと、どう見てもリコーダーを吹く人。
(ピーコ〜ピコーって言うてたもんね…。かわいい)

そんなこんなあって、その日も200CKぐらい稼いで終わった。

チェコの穴場的スポット(観光地で、人も集まりやすい)だったから、よけいにお金が入りやすかった。

 

 

とは言っても宿がないから、その日は野宿した。

絶対ロクに寝れないと思って、7時くらいから寝だめしておこうと思った。

駅で野宿するのが経験上1番暖かくて、安心だ。(油断はできないがな)

ダンボールも使って簡易ベッドを作った。

 

 

眺めはこんな感じ。

ね?端から見たら、もうただのホームレスやろ!?
(間違っちゃいねぇしな)

日本なら、もう白い目で見られまくって吐血案件な路上生活も、

なぜか、ヨーロッパなら振り切れてしまうので、コイツはイイ!って喜んでた。

 

 

 

しかし、通行人が気になって、なかなか眠れない。

とうとう駅のガードマンに追い出されてしまった。

24時すぎの外のベンチは寒くて、、荷物をまくらに、ギターケースを抱えて眠らねば安心ができなかった。

やたらと道端に物乞いや酔っぱらいが多く(もはや酔っぱらいも、物乞いもおんなじ扱いなんだけどな)

終始話しかけてきて怖かった。。。

やっとやっとベンチから離れ、駅の駐車場のすみっこに収まることができた。

こんな風景。

とてもとてもとても寒かった。

自分で選んだのだけれど、苦しさはしっかり感じられていた。

寒くて、謎の叫び声や、グールのように徘徊する物乞いに怯えながら、しばらくの間ここですごした。

もちろん、一睡もできなかった。。。。
 
 

 

 

朝の3時、4時ぐらいに駅に入る事ができ、そこからは少しだけ安心した。

なぜだかよくわからないが、駅の中に物乞いたちは入ってこない。

入ってこれない?可能性もあるが、よく分からない。

とにかく、難は逃れたって印象か。

 

大変な夜だったが、後悔なんぞもちろんしてない。

生き延びてやる。

生存して、日本に帰る。

なんとしても、ルーブル美術館に行くんだ。と思ってた。

意志は、生命力へと変わり、心を育てる。

 

 

思いもしないものは、何一つ叶わずに手からすりぬける。

案外、思って、願って、行動したものは叶ったりするもんだ。

引き寄せの法則なんざよくわからないけど、

少なくとも、願わない祈りが叶うことはないだろう。

 

願って、歩み続けた先に、願いの果てが見えるのだ。

 

 

祈りを込めた夜だった。

祈りで満たされていく夜だった。

まだまだ旅は始まったばかりだ。

9月いっぱい。

生存していく。

そして、路上LIVEで鍛えて、たくましくなってやる。

ルーブル美術館を見に行くぞ。

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