そもそも人は変えられない。話
最近よく痛感するというか、まざまざと突き付けられるのがこの話。
これまでも数多くの対人関係のもつれ(コミュニケーションのすれ違い?)から、ほんの些細なことで、ヒビ割れが大きく広がった様を目撃し続けている。
そこでより理解を深めたのが、これ
そもそも人は変えられない。
という話だ。
…。
そもそも人は変えられないと思ったのは、実は自分の家族が最初である。
うちはヒステリックな人間が多く、個人的にはそれを別名「エモ人間」「感情タイプ」と称している。
彼らは、自分の感情に心や思考、行動までもが囚われてしまう傾向が強い。
普段はそしらぬ温厚な人も、スイッチが入ると烈火の如くブチギレるのだ。
スイッチとは、いわば超えてはならない一線なのだが、その人にとっては人を殺したかのような怒りさえあるので他人との温度差はすさまじいものとなる。
俺はそんな人間の下で暮らしていたから、人がキレる空気を察知する能力だけは長けていた。
そして、そこにストレスがあるのも事実だった。
幼少期をそんな環境で過ごしていたから、ストレスを避けるのも、別の誰かがストレスを感じているのを見るのも苦痛だった。
平穏を愛していた。というよりは、"これはおふざけであるからご理解ください"という言葉は通じないのか、、、という悲しさが圧倒的に優っており、平穏を求めるようになったというのが正しい。
冗談が通じない人は基本的に真面目だ。
酔狂じゃあないし、遊び心がない。
あるいは、それらがあったとしても、どこか真面目である自分を認識できていないところがあるのだろう。
これはストレスを溜めるコップの使い方。
いわば、コップにたまっていくストレスの逃し方を知らない状態をさす。
逃し方が分からないのだから、中身を捨てられずに
溜まったストレスで怒りを火山のように噴火させる。
それこそ、花粉を吸いすぎてアレルギーになり涙や鼻水が止まらないように、処方箋もなければ、特効薬もない。
その怒りは、吐き出し、中身がなくなるまで続く。
こーゆー光景を嫌というほど見すぎているせいで、個人的にもそれを逃がす術を会得してしまった。(あえてしまった、としているが自分が求めたのもある)
ただ、花粉やマグマと違うのは、
貯まる前に減らすことや、違う形で吐き出させることはできるということだ。
ストレスなのだから、ストレスフリーを突き詰めれば解決出来るのは当たり前だ。
それがバッティングセンターなのか、カラオケなのか、ラーメンなのか、エステなのかは知らないが、
とにかくその人にしかわからないストレスフリーに生きる術があるということだ。
だから、それを理解しない事には先へ進まないのである。
ほんでほんで。
話は最初に戻るけれども、
こうした事を人にいくら伝えてもなかなか変わっていかないのが現実だ。
ここまで想像したら分かるだろ!って事でも、他人からするとイマイチピンとこない。
そもそも、ヒステリックな人っていうのは、他人への想像力が著しく低い。
他人はこう思ってるのかも、という想像力の無さがその怒りやストレスを産んでいる。
他人への理解はまず想像力だ。
現代人に最も足りないとかなんとか言われているけれど、
現代人に限らず、ふつう、人は目に見えないものを捉える事に長けていない。
だって、形の無いものを、可視化させて形をあるものとする(これ即ち概念の理解なんだけども)なんて
勉強では分かっていても、いざ実生活においては、応用できないんだ。(こればっかりはなんでか知らないけど)
念のためいうが、これは学力はあまり関係ない。
概念の理解は、想像する力だと思うからね。
鳥は、飛べます。
と言われて、鳥が飛ぶ仕組みを知っていても
実際に鳥を見た事も無ければ、もちろん飛んでいる様も見たことがないなら、なんのことやら、そもそも飛ぶってなんぞ、人間ならジャンプする事かな?などと思うだろう。
だから、想像力ってある意味学力(というか知識)関係あるかもだけど、想像力さえあれば補えるという事だ。
(いや、、両方兼ね備えてたらいいのは言うまでもなすぎるけどね。)
あとは、人を変えるにもエネルギーがいる。
ぶっちゃけ、その人自身が身をもって実感していないことを、他人からこうだよ!って言われたところで分かる必要性(または切実さ)がない。
あと当人は別にそれで困ってない。(いや、困ってたところで容易には受け入れ難い。)
だいたいね、こーゆー場合は思い込みが激しいタイプも多いのよ。
想像力が乏しいにつながるけど、こうだ!!!と思ったらそのイメージから変わらない。変えられない。
あと、人の話全然聞かない。聞く気がない。聞いているところを見た試しがない。
大事なことなので2回言わせていただくが、
マジで!!人の話!!ぜんぜん聞いてないよ!!!
って人が多い。
てか、これまで見てきた人全員に当てはまる。
知識がないから、理解が遅いのか。
想像力がないから、イメージできないのか。
思い込みが激しいから、イメージを変えられないのか。
人の話を聞く気がないから、認識を変えられないのか。
これら全てが関係するかは知らないけども、、
とにかく言えるのは人の話を勝手に思い込んで、相手の話を一切聞こうとしないのは間違いない。
最初の話に戻るが、
話を聞かない相手に自分の話を理解させるのはそれこそ洗脳的に脳の潜在意識を書き換えるぐらいの勢いがないと無理だ。
そして今言った事も実行は不可能だ。(非人道的にもね。)
だから、人は変わらない。変えられないと、思い至った。
むやみに人を変えようとしてはいけない。
自分がひたすらに苦労するだけで、もちろん感謝なんてしてもらえない、下手すりゃ(下手しなくても)理解をしようとしないのはお前だ!と言われかねない。ふつうに言やぁ、まず嫌われる。
だからこそ、人を変える努力には頭が下がる。
その人の思いに共感するからである。
人は変わらない。
だけど、変わらないのは、変わらないと本人が頑なになっているから。
その人の心を開いて、対話する意思があるのならば、
もしかしたら心を開いた先に、思考の変化があるやもしれないね。
それはそうと、ウシジマくんって漫画があるんだけど、絶対に読まない方が幸せに生きれるから読んじゃダメだよ。※本文との関係性は特にない※