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コミュニティ開発ってなんですか?

一人でも多くの農家さんの自立を促すために、ベナンで野菜配達ビジネスをしている綿貫大地です。

*この記事は、JICA海外協力隊(2017年10月〜2019年9月)時に投稿した記事を再掲したものです

この記事では、JICA海外協力隊の職種、そして私の職種であるコミュニティ開発について説明させてください。

詳細はJICAのサイトに記載されていますが、JICA海外協力隊には120以上の職種があり、応募者は職種を一つに絞ります。

その職種の中で、要請内容を確認した上で、第3希望まで選択して応募します。

主な職種例としては、以下の通り。

  • コミュニティ開発

  • 青少年活動

  • 野菜栽培

  • 家畜飼育

  • 観光

  • 環境教育

  • 日本語教育

  • 小学校教育

  • 看護師

  • 助産師

  • 柔道・野球・サッカーなどのスポーツ

  • コンピュータ技術

  • PCインストラクター

その中でも私が選択したのがコミュニティ開発という職種。

JICAのサイトで確認してみると、

コミュニティ開発は、地域に住む人々とともに、住民が望む生活向上や地域の活性化に寄与することを目的としています。

少し抽象的ですね。

私なりの解釈を紹介すると、コミュニティ開発隊員とは赴任した地域の住民が対象であれば、ある程度どんな活動でもできるわけです。

要は、何でも屋ということです。

農業系・医療系・教育系などざっくりした分野が決まってはいますが、その分野に縛られるわけではありませんし、応募の際にその分野の高度な専門性が求められることもあまりないと言っていいでしょう。

コミュニティ開発隊員の派遣前研修で紹介された活動モデルが、

フィールド調査⇒ワークショップ開催⇒住民組織化⇒アクションプラン作成⇒モデルプロジェクト実行

他の職種との違いは、フィールド調査から始まるということ。

他の職種は(程度の差こそあれ)、ある程度やるべきことが決まっています。

しかし、コミュニティ開発の場合はそれぞれの隊員が仕事を見つけていくイメージです。

私がコミュニティ開発を選択した理由は、

なんでも挑戦できるということ

もちろん、住民のニーズありき・持続可能性・自分自身が興味あり・ボランティアができること、といった条件や考慮すべき点はありますが、必要性があれば何でも挑戦できるのがコミュニティ開発です。

自分の信念に基づいて、それが住民にとって、または地域にとってポジティブな影響を与えられると思ったことなら何をやってもいいと解釈しています。

だからこそ、これからコミュニティ開発隊員として赴任される方には、2年間という期間を使って、思う存分挑戦してみてほしいです。

それではまた。

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