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落花生のお菓子を作る女性グループを紹介~

こんにちは。

一人でも多くの農家さんの自立を促すために、ベナンで野菜配達ビジネスをしている綿貫大地です。

*この記事は、JICA海外協力隊(2017年10月〜2019年9月)時に投稿した記事を再掲したものです

今回は、落花生を原料としたお菓子を作っている女性グループを訪問した時のことを書きます。

私のJICA海外協力隊としての要請内容は、『農家の生活改善や収入向上のために活動する』というものでした。

しかし、私が赴任した当時は、農業省の組織再編中で私の配属先も活動してなかったので、同僚にこの女性グループを紹介してもらいました。

簡単にこのグループを紹介すると

1.活動年数:16年
2.所属人数:14人
3.主な活動:特産品である落花生を加工して、ピーナッツオイルとクリクリ(落花生を原料としてお菓子)の製造・販売する

こちらがリーダーのママ。いつも笑顔で優しい。でもママの検品は厳しい。

生産工程を紹介します。

①殻なし落花生を購入
②天日干し
③ロースト
④一日寝かせる
⑤ペースト状にする
⑥水と塩を加える
⑦いっしょになるまで捏ねる
⑧さらに油が分離するまで捏ねる
⑨油を搾りだす
⑩水を加える
⑪塊を作る
⑫棒状にしていく
⑬油で揚げる

もちろん、この時に使用する油は先ほど抽出したピーナッツオイル。

オイル単体でも販売しますが、メインの最終商品はこちら。

クリクリ

1本が25FCFA (約5円)です。私が住んでいる町にはこういった落花生加工グループがいくつかあります。

そのまま食べることもありますが、多くの場合、家庭ではこうやって食されます。

クリクリを細かくして、ガリ(イモ類のキャッサバを乾燥させて粉状にしたもの)と一緒に食べます。隠し味の唐辛子が効いてておいしいです。スナック感覚ですね。

ちなみに、捏ねる作業は全部で2時間ぐらい、ひたすら捏ねます。自分も挑戦しましたがけっこうしんどいです。

また、棒状にする際に標準サイズが定まっていないためにママの検品の結果、やり直しすることがありました。

ママの検品
これら全部やり直し

やり直しができるだけ発生しないように、標準化&マニュアル化を進めていけば、より生産能力が上がるだろうな〜というのが感想でした。

今回は以上で〜す。

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