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ベナンの町を冒険して出会った人たちを紹介します!

一人でも多くの農家さんの自立を促すために、ベナンで野菜配達ビジネスをしている綿貫大地です。

*この記事は、JICA海外協力隊(2017年10月〜2019年9月)時に投稿した記事を再掲したものです
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わたくし、西アフリカのベナンという国で、JICA海外協力隊のコミュニティ開発という職種で活動しております。

赴任して間もない頃、あることに頭を悩ましていました。それは、

まったく仕事がない。。

元々の所属先は農業開発支所というところでしたが、省レベルの組織再編の真っ最中で、職員もまったく仕事をしていない状態。

仮の所属先として市役所で働くことになりましたが、そこには机があるだけで仕事はありません。

仕事に行っても行かなくても誰からも何も言われない。そんな状況から私の活動は始まりました。

そこで私は、市場調査(さんぽw)しよう!と決心し、この約5か月間、とにかく時間があれば町を歩いて歩いて、おもしろそうなことに首を突っ込み、町の市場調査&住民との人間関係作りに注力してきました。

そして、やっと下記3つのグループを中心に、彼らの生活改善&収入向上のために活動していくことになりました。

1.綿花農家グループ&落花生農家グループ

2.障がい者グループ

3.落花生加工グループ

2と3に関しては、すでに本格的に動き始めていて、過去記事にも書いていますので、よかったら覗いてみてください。

最近になって、タイミングよく、約2年(長すぎ!)かかった組織再編も完了して、所属先も動き出すとの連絡がありました。

やっと腰を据えて活動ができるのですが、もうすぐ市場調査も終わりを告げてしまうので、その中で活動にはつながらなかったけど(今現在はね)、おもしろかったものを紹介しようと思います。

自分自身の足で稼いで発見&獲得してきたこの人脈はこれから生活していく上でも、大事な財産になると信じています。

パーボイル米グループ

パーボイルとは、精米の前に籾を蒸煮する工程です。

この工程により、 精米の歩留り、保存性、栄養価が向上する、らしいです。

彼女たちは、パーボイル米を高値で販売し、収入向上を目指す女性グループです。

赴任してから一番最初に出会ったグループでした。

籾のまま蒸して
天日干しして
あとは普通に調理

見送った理由:少しの間、通い詰めたのですが、すでにドイツの公的援助機関であるgizが主導で活動していたので、私が貢献できることがなかったので

養殖漁業

ベナンではティラピアとナマズの養殖魚業が盛んです。

写真では伝わらないのですが、ここに魚がうじゃうじゃいます(2枚目の写真)。

彼はこの池の所有者であると同時にコトヌーにレストランも所有しているそうです。

水が抜いてある池
(時期によって使い分けるとのこと)
餌やりの様子
(全く見えませんが..)

見送った理由:実際に現場にも行かせてもらって、どうにか貢献できないかと考えたが、初期投資が半端ないので、見送り

ブードゥー教のおっちゃん

なんか変わった家だな~と思って、おっちゃんに話しかけてみました。そもそも3階建ての建物が珍しいので。

しかも、彼と話している最中に、住民が通るととても丁寧にあいさつをしていく(跪き地面にキスをする)ので、只者じゃないと思いました。

聞くとベナンの民間信仰であるブードゥー教でかなりえらい地位にいる方らしいです。

地域住民が病気になったときは、彼が薬を調合して患者に飲ませるそうです。お医者さんというか薬剤師ってかんじでしょうか。

立派な建物
(村で3階建はかなり目立つ)

見送った理由:単純になんかこえー。。でも、このブードゥー教、少し興味があるので、時期を見てしっかり調べてみようと思います

キャッサバ加工グループ

キャッサバを加工して作っているのが、皆様もよくご存じのタピオカです!

ここでも女性がグループを作って活動しています。タピオカはここベナンでもよく食されるデザートです。


タピオカ
(練乳をたっぷりかけて食べます)

見送った理由:このグループは単純にタイミングが合わなかっただけです。今後時間ができたら、一緒に活動させてもらうかもしれません

刃物作りのおっちゃん

職人さんです。いつも汗をいっぱいかきながら作業しています。この空気を送る装置がまたいいですよね。

ちなみにこのおっちゃんとはいつも、握手⇒離さない⇒お金を請求される⇒隙を見て逃走⇒周りみんな爆笑、というコント見たいな流れが出来上がっていますw

主に農作業に使用する刃物を製造
空気を送る装置
この日はリュックを奪われそうになる

機会があれば、この技術力を活用して一緒に何かできないかな、と考えています。

ラジオ局

これもさんぽ中に(市場調査中にw)、話しかけてくれたお兄さんがラジオ局に勤めているということで、さっそくお邪魔することに。

歌ってる風
(ブレすぎw)

けっこうしっかりしたブースでした。ここに関しては機会があれば今後利用させてもらうかもしれないです。

ソダビ(ヤシ酒)作りのおっちゃん

ザンビアではどぶろくみたいなお酒を昼間から男性は飲んでいましたが、ここベナンではこの酒。

ベナンの国民酒、ソダビ。

家に訪問すると事あるごとに飲ませてくれる、ベナン人の生活を語る上で、外せないのがこのお酒。

ヤシから採れる液体
蒸留装置
ソダビ(ヤシ酒)の完成

これに関しては、とても面白かったので、また改めて別で記事にしようと思います。


他にも学校にはいくつもお邪魔させていただきました。

フランス語の授業を高校生の中に混じって受けたり、小学生と遊んだり。

昼だけでなく夜もいろんな家を回りました。ごはんもいろんなところでご馳走になったな~。

どんどんどん友達が増えていくかんじがおもしろくて、そしてこのベナンのすぐに仲良くなれる国民性?環境?

大好きですね。

今年で35才ですが、恥ずかしいこと言います。。

「毎日が冒険みたいでした」

日本とは全く違う環境で、観光では絶対にできないような現地の方の生活を垣間見る体験ができました。

”彼らの日常に溶け込む”この瞬間がたまらなく好き。

この市場調査、日曜日などの休みの日を使って今後も細々と続けていきたいと思います。

ではでは~。

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