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島国、イギリスと日本
以前、友人と海外旅でニュージーランドについて話をしていた。
私:「だだっ広い自然を〜〜」
友人:「島だから、だだっ広いってのはないだろ〜」
ちょっとしたやりとりだったのだが、なぜだか、この話は引っかかっていて、記憶に残っていた。
ちなみに2人とも、ニュージーランドは行ったことがない。
島国イギリスはだだっ広くないのか
話変わって、イギリス。
イギリスはというと、日本と同じように島国だ。
島国一覧などというのが、Wikiにあった。
日本と同じ「島国」ということで、なんとなく親近感をもつが、私がグレートブリテン島を広く見て歩いた感じでは、雰囲気は全く異なった。
これはウェールズのセント・デイビットの町の高台からの眺望。
だだっ広い。
ストーンヘンジ遺跡。周りを見回すと、だだっ広い。
Beverlyの辺りだろうか。車窓から広がる風景もだだっ広い。
島はどうやってできるのか?
島の作り方が気になってくる。
日本という島が、例えば火山による隆起によってできたとすると、凸凹とした地形は納得がいくような気がする。
では、イギリスは?
町歩きしかしてない私からすると、大陸を切り離してできたような雰囲気という評。
この辺りは、どう調べたらいいかも分からない。
誰か教えて欲しい。。
2020/6/13追記
ブリテンは前6000年ごろまでには、大陸から分離して島になった。
- 北川 稔編 『イギリス史』 P.18より
国土面積と可住地率
イギリスの国土面積:242,495 ㎢
(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)
日本の国土面積:377,975 ㎢
日本の方が国土面積からすると広いようだ。
しかし、イギリスを見て歩いた私には、国土面積の狭いイギリスの方がだだっ広く感じるのである。
人が住むことができる土地のことを「可住地かじゅうち」と言います。もともと人が住んでいる街のほかに、畑、水田、草地など開発することで人が住めるようになる土地も「可住地かじゅうち」です。山地や森林、湖沼こしょうなど人が住むのに不向きな土地は「可住地かじゅうち」とは言いません。
それでは、日本の国土のどれくらいが可住地かじゅうちでしょうか。日本は山が多い国ですが、1億2800万人の人が住んでいるのだから。きっと可住地かじゅうちもたくさんあるにちがいないと思うかもしれません。日本の可住地かじゅうちの割合わりあいは国土のおよそ30%です。図を見てわかるように、日本は山地が多いので平野や盆地ぼんちなどに可住地かじゅうちが見られます。
可住地面積での比較となると、日本とイギリスは逆転どころか、日本の2倍も使える土地があるという結果のようだ。
また、上の図から見ると、スコットランドについては非可住地が多いようだ。これも、町歩きの中で感じてた点でもある。
エジンバラに1日だけ滞在したのだが、まず坂の町の印象を受けていた。
これまでのロンドン、ウェールズ、ヨーク、マンチェスターといった地域とは雰囲気が異なったのである。
イギリスの山
イギリスでは山らしきものを見ることがなかった。
どちらかというと、丘。
鉄道に乗っても、トンネルなどを通過することもない。
だだっ広い景色が車窓から流れてきていた。
こちらのベン・ネビス山というのが、イギリス最高峰の山のよう。
スコットランドに位置し、標高はわずか1,344 m。
結論
最初の話題に戻ると、イギリスの例でいくと、
「島」not equals「だだっ広い」
というロジックにはならないようだ。
では、まだ行った事の無いニュージーランドはというと
国土面積:268,000 km²
可住地面積: 185,000 km²(69%の可住地率)
という事で、きっとだだっ広く感じるのでは無いかな?と思っている。
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