Still -それでも-
めちゃくちゃ寒くなってもう室温なんて仕事から帰ってきたら7℃とかそんな次元になってきました。
冬靴も欲しいし寒さを凌げる服も欲しいし、小さなことでも欲望は尽きないものですねぇ。
さらに欲を言うなら、最近髪の毛があまりにも元気なくなってきて頭頂部の地肌が透けて見える範囲が明らかに広がってきたので、髪の毛が欲しい。
「俺がハゲたらハゲの名曲残そう!」と冗談混じりでボーカルと話したこともありましたが、まさかもうそれが目前なのか??とヒヤヒヤ。
ミノキの出番なのか??
すみません、本題。
今回は2022年に控えているある大きなイベントに際して製作した楽曲について、その制作秘話をご紹介します。
制作のきっかけは、今活動中のユニット"SeireN"のボーカルの歌にあります。
ファンの方の1人に今回のイベントに関わる重要な人がいて、その人がイベントで歌ってもらえないだろうかと誘っていただいたところから話が始まり...
会場やイベントの詳細を聞くだけでも足がすくんでしまうような内容。
間違いなく今までの人生でも1番大きな機会。
そこで、そのイベントのために一曲書くことを決意しました_φ(・_・
イベントのテーマが海に関することだったので、海をイメージした曲を作ろうとまずはいつもながらサビメロから着手。
ゴスペルチックなコーラスにして重厚感を出したいと思ったので、あえてシンプルなラインでみんなで合唱できるような感じにしようと構想。
オーケストラ感も出したいなぁとか、4つ打ちのキックを入れて細かめのハットを刻んでストリングス入れて大人数で鳴らしてるようなクラップも入れてリバーブ深めのスネア入れて...とあれこれ考えながらいい感じにサビが完成!
ここまでは順調。
歌詞も英語にしてグローバルな仕上がりに!
といきたかったのですが、いかんせん英語が弱すぎて作ったサビに対して全く言葉をはめられない。
sibaにも手伝ってもらってどうにかならないかあれこれ試行錯誤しましたが、迷走してしまいお手上げ状態。
英歌詞にする前提で作っもんだからそのサビメロを日本語で埋めるにしてもまぁなんとも間伸びしたようになってしまう。
これはまずい。
納期も迫ってくるしやばい。
進めるためにはとある決断が必要でした。
サビメロを変えるしかない。
思いついたのが、サビとしているメロディを最後の展開に持っていきラララ〜で合唱にして、サビメロはアレンジを変えずに別メロに差し替えるという案。
早速サビメロをオケに合わせて口ずさむ。
こういう時はエネルギーと集中力が高まっているせいか見事に別のサビメロが出現!
作ったサビメロをボーカルやsibaに聴かせてOKいただき。
ここでsibaのファインプレー。
サビメロのリズムが8分が多くノリが少し足りないから16分の部分も作った方がいいということと、サビの中で1番音が高い部分のファルセットが伸ばし過ぎで間抜けだから短くして、その分メロを少し足そうとの助言。
16分にするポイントをその通りにやってみるとあら不思議。
ファルセットも短くしてスッキリ。
確かにノリというか動きやスピード感が出て印象がガラッと変わりました。
客観的な意見は大事。
そこから、1番サビはしっとり、2番サビはハーフでリズム刻んで大きく、ラストサビは4つ打ちで高揚感だしてからのラララ〜で合唱、間奏はコードとパッドで海の深さを表現。
みたいな構成が決定。
実を言うとAメロも当初はファルセット多様で幻想的にする方向でメロ書いてたけど歌いにくいと言うことで却下。
Aメロも作り直して今のメロに落ち着いてます笑
手直しだらけやん。
と突っ込み入りそうですが、そうやってブラッシュアップして結果的によくなるなら変えていこうではないか。
ボーカルのレンジの広さも活かせたし結果オーライ。
個人的には1番2番のサビでファルセットにしてるところをラストサビで地声で歌う部分がありますが、そこの力強さと最高音のファルセットの抜けが好き。
ボーカルありきの曲だなぁと毎回思う。
すぷら(ボーカル)素敵。
作詞は全編siba。
毎回のように思うけど、このメロのそこでその言葉入れる??ん?なんか想定してたのと違う。
とか思うのに聴いてるうちにそれがよくなってくる。
このマジックなんなん。
なぞ。
当たり障りない私の歌詞と違ってなんかそこら辺がうまい。
そしてこの曲のタイトルが、表題の通り
「Still -それでも-」
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