第六志望の大学に通っている

私が今通っている大学は、受験中に1番行きたかったところではない。

（ごめんなさい、在校生卒業生のみんな）

でもここへ通うことを決めた。

そのときのおはなし。

ことごとく落ちた

海外大学受験に関して、私は第五志望まで全滅だった。

そもそもアメリカの大学は20校まで受けられるので私は13~5校受験した。

正直なところ第一志望以外はそこまでの熱意を持ってアプライしていなかった。

どこも似たような感じだったから。

第一志望の魅力は何よりも「学費がほぼかからない」という点。それにプラスで、世界中から学生が集まっていることや留学生の割合が飛び抜けて高いこともいいなと思っていた。

それを第四志望校の面接であっさり見破られ、質問された。

「もしあなたが学費を考慮しないなら、本当はどこの大学に行きたいんですか？」

え、、、私、わかんない。

言葉に詰まった。動揺した。

こういう時人間って素直で正直にしか答えられないのが不思議。

用意していた文章は全部どっかに飛んでいった。

面接では絶対に言ってはいけない、と思っていた

"I don't know."

を発してしまった。

（美術系の授業受ける建物、美しい）

本当にわからなかった。自分に驚いた。

こんなにも準備して、考えて、自分を知ろうとし続けた1年を経て

学費を理由に学校を選んでいたのだ、私は。

自分が学びたいこととか、その学校の特色とかなんかもっと他になかったの？そんなことすら考えないで受験してたの？あれ、なんで受験してたんだ私。

面接後、悲しくて悔しくて分からなくなって

一駅分歩きながら、ずっと泣き続けていた。

道で泣かないで、私笑

（こんな大学も存在するアメリカ）

まあそんな感じに志望校選びで何かを見落としていた私は

どこに進学したいんだろう...と受験する前に悩むべきことに悩みながら

合格通知をいくつかの大学からいただいた。

そして日本ではなくアメリカに進学することを決め、

実際に学校を見に行くことにした。

去年の今頃だった。

キャンパスビジットへ行った

合格いただいた学校の中で気になる4校にお邪魔した。

アメリカの大学はキャンパスビジットをしてくる高校生に対して、結構手厚い対応で迎えてくれる。

実際の大学生のような生活を体験させてくれて、

日本人の学生と話す時間も必ず設けてくれていた。

（壁登るのが得意な友達）

3校回り終わって、なんだかどこも本当に似たような感じだな

というのが感想だった。

アメリカのリベラルアーツカレッジあるあるな特徴をどの大学も持っている。食住環境も大差はない。

中学受験の時はなんとなくビビっとくるものがあって選びやすかったから、困ったなあ〜と思っていた。

そして4校目に向かった。

それが今通っている大学。

なんとなく、合うような気がした

理由を言葉にして並べることはできるけど、薄っぺらくなる気がしてしまう。難しい。

私がこの大学に進学することに決めたのは

「なんとなくここがいいんじゃないかなぁ〜」

と思ったからだ。

人生における結構大事な決断なはずなのに

気持ちはとてもゆるく、ふわふわしたものだった。

なんとなく学生の雰囲気がいい。

なんとなく寮の雰囲気もいい。

なんとなく自分がここで生活してるのが想像できる。

なんとなく教授も留学生対応の人も良さげ。

なんとなく学校全体の雰囲気が穏やか。

なんとなく合う気がする。

全部なんとなくだったけど、日本に帰国後

入学金を払った。

この大学の一員となった。

なんとなく大丈夫な気がしていた。

自信持っていいんだよ

9月に入学して以降、この決断が本当によかったのかを悩むことはたくさんあった。

ふわふわしていただけに自信を持てなかった。

でも、今年の2月に

「この大学にきてよかった！」

と心のそこから思えた瞬間があった。

（それはまた今度お話しするかも）

（アイス食べ放題はだめだよなぁ）

なんとなく、ってとても大事だと思う。

それを理由に大きな決断をしてもいいんだよ、自信持っていいんだよ

って去年の私の背中を押したい。

そのなんとなくは、自分で確信に変えることができると知ったから。

今、この大学に通えてとても満足している。

そしてこの決断に関わってくださった人たちにとても感謝している。

自分がこの大学で学べることは全部吸収して

次のステップへ進んでやるぜ！というのが今のところの目標です。

そんなわけで結論。

オンライン授業もっと頑張れ私！！！

喝！！！！！

真面目に書いたら長くなりすぎた笑

ここまで読んでくださった方、ありがとう大好きです

おしまい。