下まつげがないとか

よく母と話す。時間を忘れて話し込むこともある。

友だちとは全く違った関係性だけど、

友だちに近いものもある。

でもきっとこの存在に名前はつけられない、

唯一の人だ。

気を使わず、話すことの取捨選択もせず、

自分が思ったそのままのことばを伝えても大丈夫

と思える人。

普段、誰かと話すとき

自分の発したことばは常に見られていて、
どこでどう第三者に伝わるのかわからない。

私のことばが曲げられて伝わっていたとしても
責任を持たなければならない状況が出てきてしまう。

だから気をつけなければいけない。

といつも頭のどこかで考えてしまう。

母と話すときは

それから解放されるのだと思う。

楽しかったことも、私の愛していることも、

友だちのことも、これまでの恋愛のすべても、

とても怒ったときも、自分の中の毒素を排出したいときも、

全部、聞いてくれた。

私のすべてを知っているとは思わないけど、

かなりそこに近い気がする。

言っていないこともわかられているような気がする。

今日も真面目な話をした。

あと一時間でテストなんですが！ってなりながら笑

考えていたことが溜まっていたみたい。

お互いにね。

冬休みに日本に帰ってきた時に

なんだか大人になったね

と言われた。

言動が、少し変わったらしい。

自分ではわからない。

成長しているのならそれはとてもうれしいこと。

でもなんでだろう、少し寂しくもあった。

私から見た母は、生きているのが楽しそうな人だ。

楽しむ、ということを知っている人。

私と弟を育てることがいかに楽しかったかを話してくれるのは

毎回うれしくて、

ああ私は人生で1番ステキな出会いを生まれた瞬間にできたのだなと感じる。

したまつ毛がないこととか変なところがそっくりで

よくけんかもしますが。

これからも仲良くしていきましょう。

大仏の家族紹介シリーズ、

これにて一旦終了です。

おしまい。