反逆Fes ZERO
反逆Fes ZEROご来場、ご視聴頂きありがとうございました。
ステージのMCでも言いましたが、見渡せば「やらない理由」しかなかった。
メンバーの脱退、それに伴うバンドの立て直しの不完全さ、ライブ動員の低下。
そして極めつけはコロナウイルスの蔓延、ライブハウスへの足の遠のき。
俺は本当にあまのじゃくだなぁと思います。
だからこそそのすべてに「反逆」せんとあかん。
今やらんと何が反逆Fesやねん、笑わせんな、と。
結局「やらない理由」なんて一つもないことに気づいたので「やる」という大前提で次は「どうやって開催できるのか」を模索始めました。
そこから今年は規模を大幅縮小させ一度ZEROに戻して一会場開催(この辺の詳細は以前の記事にて)に決定。
それでもこれは三ノ宮高架下パンクサーキットの「反逆Fes」
どうやってサーキットしようかと考えたところ思いついたのが、配信とのサーキット。
配信って買ってくれる人は見たい人は勿論のこと、それ以外でも会場には行けないけどバンドを応援したい人っていると思うんです。
けど、配信ってタイムラグがあったり途中で音、映像が途切れたりと少しストレスがかかるじゃないですか。
それでも配信チケットを買ってくれる人のバンド愛できっとそれは成り立っている。
その事実を受け止めたうえでの、配信見てよかったと思えるコンテンツ作り。
そして自分自身、以前から対バン形式の配信方法には疑問を持っていました。
転換中の配信のもて余す感じ。
来場した人なら転換中って物販みたりお酒を買いにバーカウンターに行ったり、ファン同士やバンドマンとの交流の時間であったり。
有意義なものだと思うんです。
けど、配信は違う。
家にいたらそれはただのもてあます時間。
それでなくても配信って前述したようにストレスが溜まるものなのに。
そこで本来持て余す時間にあてがったのが「楽屋垂れ流し放送」です。
最初この相談をライブハウスに持ちかけた時はちゃんとした部屋用意しようか?って話になりました。
けど、俺はそんなかしこまった感じでもなく本来お客さんが見ることができない楽屋のわちゃわちゃ感みたいなのが表現できた方が見ている人が喜んでくれるんじゃないかなぁと考えて、こういうリアルな楽屋の様子に近い形で配信することにしました。
ステージの上とのギャップみたいな表現方法。
これが見えた時に今年の反逆Fesの反逆の仕方が見えたような気がして嬉しくなったのを覚えています。
withコロナ時代の新しいサーキットの形。
そこからは今の現状すべてを理解してくれるだろう自分たちがちゃんと話し合えるアーティストさんのブッキング。
誘い方なんて酷いもんです。
今回は赤字になるかもしれないんだけど、それでも一緒にやってほしい。
それでも快く引き受けてくれた岸っしゃん、寺澤ちゃん、THE MAD GENTLES、MAYUCHIX、犬人間ニョンズ、てふてふ(楽団仕様)、FATESには本当に感謝しかないです。
全アーティスト見たんですが、そんな事実を笑い飛ばすくらい最高のライブをしてくれた。
ありがとう。
今年出来る最高の「反逆」
今年こそ反逆するで!と言って「やろうぜ」とわがままを聞いてくれた太陽と虎、それに呼応して来場してくれたみんな、配信を見てくれたみんなにも感謝を。
武装衝突のライブの話は見てくれた人が判断してくれればいいので、もっと今言いたいことをもう少し話していいですか。
今年の反逆のサブタイトルは「LIVE HOUSE IS NOT DEAD」
みんなが笑ってライブハウスに戻ってこれるまでライブハウスは死なせない。
そんな意味を持ってやりました。
残念ながら今の武装衝突だけの力ではそれが叶わない。
悔しいですがそれが事実です。
反逆Fesは終わりましたが、配信アーカイブ(録画)は9/26まで残っています。
配信を購入してくれた人が楽しめるように楽屋垂れ流しも各アーティストに協力いただいてやっているので満足感は必ずあると思っています。
もし、来年も反逆Fesを望んでくれているのならば是非アーカイブの購入をお願いしたいと思っています。
購入窓口(2500円)はこちら→https://judgement-kobe.com/_/home/ticket
俺は気持ちが先行する人間だし、数字がすべてじゃないと思っているのですが、それは今言うとめちゃめちゃダサいし負け惜しみ感が半端ない。
ちゃんと数字を持っていける人間になってから、くっそ偉そうに言ってやりたいので、皆さんご協力というか、その値段の価値以上のステージに楽屋裏と各アーティスト毎に必ずあるので見たほうがいい。
悪いことは言わない。
見たほうがいい(´・ω・`)
本当に毎回思うんです。
なんで真剣なことを言っても最後茶化してしまう自分がいるんだろう。
あぁそれはきっと恥ずかしいからだ。
そうに違いない。
出演アーティストさんや来場者の皆さんがありがたいことに言ってくれました。
「来年も出たいです!」「今年反逆してくれてありがとう!」
あの時は何も言えなかったけど、俺だって