
キャンプで石油ストーブ初導入
早速先週末に石油ストーブをキャンプで初めて使ってきた。
さすがに夜はテント内で暖房なしでは快適には過ごせない。我慢はできる範囲だが、せっかく楽しむために来ているのだから、快適に過ごしたい。
購入したストーブはこれ。アルパカストーブ。
さらに空気循環のためにサーキュレーターも使ってみた。
これが思いのほか良い働きをした。
灯油漏れは?
灯油は満タンではなく、7割ほど入れ、ストーブを大きなごみ袋に入れて、専用のケースに入れて運んだ。
現地でケースから出すと、給油口のまわりに刺身を食べるときの醤油程度の灯油がもれていた。「あれ?」と思い、蓋をさわると、すぐとれてしまった。自分がしっかり締めていなかったのか、振動で外れたのかはわからない。
この灯油漏れの件の検証は次回に持ち越しに。
ただ、ネットで見る限り、「漏れない」という声が多いように思える。
暖かさは?
まだ極寒の日ではないため、何とも言えないが、ストーブの横方向にも暖かく、足を近づけて暖を取ることができる。もちろん、上方向にはかなりの暖気が昇るので、テントの上部には暖気がたまってる状態だ。
11月1日で、トンネルテントのリビング部分はこれ1台で十分暖かくなった。上半身の服装は、Tシャツ1枚にユニクロのフリースといった具合だ。アウターは必要なかった。今後、さらに寒くなっていくとどうなるかわからないが、あとはヒートテック、インナーダウン、アウターの3段階着こむのと、プラスしてカセットガスストーブを同時に使うことでなんとかなるだろう。
一酸化炭素中毒対策
もちろん、一酸化炭素チェッカーを持って行った。テントは、スカート付きのトンネルテント、上部に小さなベンチレーターがついている。けっこう上のほうにチェッカーをセットしていたのだが、数値は終始ゼロのまま。ちゃんと動いていると思うが……それにしても、テントの下部は隙間だらけで、大きなテントなので、こんなものなのだろう。
一応次回からもチェッカーはセットしておこう。
空気の循環
ストーブファンかサーキュレーターかで迷ったが、サーキュレーターにした。理由はテント全体を温めたいので、テント上部の空気を循環させたかったのと、見た目だ。
このアルパカストーブは見た目も結構気に入っているが、その上にファンが置いてある見た目があまり好きになれない。この理由が大きいかもしれない。
しかし、買ったサーキュレーターが思いのほか良い。
充電式なので、余計な配線は増えない。
クリップで、テントのひだに挟むことができる。あまり視界に入らず、小型で気にならない。
音も静かで2段階目までは気になることはない。
ここまでは想定したものだが、2日目の撤収前にさらに良い働きをしてくれた。
朝から結露でテントの内側も濡れており、インナーテントを外すのが遅かったため、リビング部分は乾いているのだが、インナーテント側だけが濡れている状態になってしまった。もうそろそろ帰ろうと思っていたところだったが、思わぬ誤算。
そんなとき、サーキュレーターで濡れているあたりに風を当てていると、ほんとうにすぐに乾いてしまった。一石二鳥(夏には扇風機代わりに使えるとなると、一石三鳥か)となった。
ストーブを眺めながら乾杯
夜はストーブを眺めながらワインで乾杯。といっても一人なのだが。
お気づきだろうか。ワインのラベルに。
そう、ストーブと同じ名前の「アルパカ」
まあ、ドラッグストアで買った安物ワインだが、この日のワインはこれしかないだろう。
アルパカストーブを眺めながらアルパカで乾杯。
もちろん翌日の朝も活躍。
日が昇り、テントに直射日光が当たりだすと、途端に暑くなるが、それまでのしばらくの間はこのストーブがありがたい。
間違いなく、買ってよかった必須ギアの仲間入りだ。