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araigoichi
表現と生き方。
おはようございます。
何かを生み出すという行為は、問に対する答を自らの中に作り、自分の外の世界に放つという行為ではないでしょうか。
「寂しさ」「悲しさ」「怒り」「楽しさ」「そのどれとも言えない感情」。そういった感覚やそれらを自分に感じさせる物自体に対して、自分がどの様に感じ解釈しているのかを自分なりの表現で形にする。
それを人に見せるかどうか以前に、自分の中の思考や感覚をこの世に出力する行為が創作にはあるように思います。
作品にはその作者の思想や物事の感じ方が色濃く反映されます。
芸術作品に限らず、その人の日々の立ち振舞や言動もその人の作品と言えるます。その人が何を求めているのかは、その人の言葉や行動を俯瞰的に捉える事によって見えてきます。
ここで私が大切にしたいと思うのは、「人の作品にどの様な反応をするかで、貴方自身も見られている」ということです。
自らの行動の理由を他人に責任転嫁しても、それを選んだ貴方の意思は必ず存在します。
周囲との調和を大切にする国民性か従順であることが美徳とされる教育の成果か、人に言われた事に素直に従っただけだと言っても貴方の行動には貴方の意思を経て実行されている。素直に従うという判断を自らがしている。
本心でないとか色々な理由を後付けしても、後の祭りです。
その観点がなければ、自分の作品に責任など持てません。
一つの作品で歴史に残る人もいれば、一度の言動で全てを失う人も居ます。
貴方の取る行動は、貴方の生み出した1枚の絵画、一遍の詩、一本の映画です。おそらくこの文もそういったものの一つでしょう。
刺さる人には刺さり、そうでない人からは忘れられてゆく。
自分の人生という壮大なストーリの作者として、どの様な選択をするのか、丁寧に考えていきたいものです。
良い一日を。