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【青春之音】03_AIR(エアー) 〜ジャンルでは括れない。〜

こんにちは、Suzumuraです。

今回は車谷浩司氏のソロプロジェクト、"AIR(エアー)"を紹介したいと思います。


大学生の頃、ひょんなことで知り合ったひとりの女性がいました。

共通の趣味や悩みなどもあり、何度か飲みに行ったり、プロ野球の出身地別東西対抗戦(現在はもう開催されていないようですね)を東京ドームで一緒に観戦したりするうちに、次第に親しくなっていきました。

当時の彼女は社会人、とはいってもまだ20歳代でしたが、大学生の私は彼女の大人びた雰囲気に気圧されて最初のころは緊張気味でした。

彼女の華美ではないけれど、まわりの大学生たちとはひとあじ違う上品な身なりや落ち着いた所作に私は少しずつ憧れを抱くようになり、彼女に会うたびに少し背伸びをしていました。

そのおかげで、私は少しずつ成長できたように思います。

彼女にとって、私は遠慮のいらない弟のような、気軽な飲み友達のひとりでした。

しかし、彼女への憧れがだんだんと恋心に変わっていき、叶うはずが無いとは分かっていながらもその気持ちを抑えきれず、とうとう彼女にその気持ちを伝えてしまいました。

結果、やはり関係がぎこちなくなり、どちらからともなく次第に疎遠になってしまいました。

そんな彼女から教えてもらったのが"AIR(エアー)"です。

AIRをひとつの「ジャンル」で括ることはできない、それくらい、バラエティに富んだ楽曲が揃っています。


1.バラード系

彼女が特に気に入っていたのが、"TODAY"、や、"ここで確かに"、などのバラード系の楽曲です。

波の音や川のせせらぎのような優しいメロディや、情景が思い浮かぶまるで小説のような歌詞が印象的で、いまでも聴くと当時の切ない思いがよみがえります。

2.パンクロック系

一方で、私が初めに興味を持ったのは、"Kids are alright"、や、"DIVE & DIVE"、などのパンクロック系の楽曲です。

パンクの王道的な体制批判に加え、動物実験に対する批判など、独特なメッセージ性の強い歌詞が特徴です。

3.その他

"Put your hands up"は横ノリ系かと思いきや、途中でロック系に変調したり、AIRの個性が詰まった個人的にイチオシの楽曲です。

また、私は社会人になってから存在を知ったのですが、Dragon Ash(ドラゴンアッシュ)降谷建志氏(kj)が参加した"Right Riot feat. kj"というミクスチャーロック系の楽曲も必聴です。

さらに、SNAIL RAMP(スネイルランプ)の"HOTARU NO HIKARI featuring AIR"という楽曲もあります。

SNAIL RAMPのメロコア・スカパンク系の音にAIRの風味が加わった、至極の一曲です。

ひとつのジャンルでは括れない、まるで「空気」のように変幻自在なAIRの魅力が皆さんに伝わったでしょうか?

少しでも興味を持ってもらえれば幸いです!

今回は以上になります。
では、また!


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