【教育裁判①】自由研究の所有権は学校?生徒?
こんにちは!
初担任のサポーター、だいです!
主に「学校教育」をテーマに発信しています。
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①「教育」全般に興味がある人
②「教育」に悩みや不安がある人
③(ゆえに)自信がなくて、
同志もいなくてもがいている人
④自分らしくありたい人
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に向けて、
自分が今まで投資して得た
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有料記事も織り交ぜながら
発信します。
無料部分でも
有益な学びは、
たくさんありますので
ぜひ、最後までお付き合いください。
はじめに
大事な話。
教育現場は、
楽しいことばかりではありません。
思いもかけない事件・事故は
必ず起こります(あえて断言)。
以前、こんな記事を書きました。
別に、
これは学校に限った話ではなく、
社会人として働く以上、
トラブルは必ず起こると考えた方がいい。
その方が、
「いざ」という時、
迅速に動けます。
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悲観的に
最低最悪の事態を想定したうえで
できる限り最高の準備を整え、
楽観的に対応する。
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そんな考えのもと、
最近、僕は、教育に関わる裁判の実際を
調べるようになりました。
僕自身、
この分野はまだまだ疎いのですが、
考える視点の幅が広がって
有意義でした。
不謹慎かもしれないけど、
勉強にもなります!
これからも取り上げていくので
「なぜ、こうなった?」
「未然に防ぐためには何が必要??」
という観点で、
読んでいただき、
気づきや発見があればうれしいです。
なお、裁判に関わることなので、
新聞記事を参考にしながら
客観的記述に努めました。
文体がいつもと違うのはご容赦ください。
経緯
兵庫県内の公立中学校に通っていた
きょうだい2人は、夏休みの宿題で
「自由研究」の成果を学校に提出しました。
光合成やバイオマスエネルギー、
免震構造などを
テーマに選定し、
実験道具もそろえて
課題に取り組んだ結果、
計6点の作品が
市の「特選」となり、
商業施設でも展示された、とのこと。
しかし、卒業後、
その作品がなくなっていることが判明。
両親の返還請求を受けて
学校が調査した結果、
6作品のうち
5作品が所在不明になっていたのです。
きょうだいは両親とともに
学校が無断で処分するなどしたことによって
精神的な苦痛を受けたとして
令和2年秋、神戸地裁に提訴。
市に損害賠償として
2000万円を請求しました。
裁判の論点
論点は
「自由研究」の所有権は、学校か生徒か??
学校側は
「作品は破棄したものと思われると
推測している」としつつ、
法的責任については真っ向から反論し、
教育施設である以上、
「学校と生徒と
対等な当事者と位置付けるべきではなく、
民法は適用されない」と主張。
自由研究を
「生徒から学校に無償提供されたもの」
と位置づけ、
「返却するか否かは
担当教員の裁量にゆだねられている」と
違法性を否定しました。
第1審
神戸地裁は昨年2月、
家族の主張を認め、
自由研究の所有権は
作成した本人に帰属する、としました。
「学校への提出を無償提供と
解釈する法的根拠はない」として
学校側の過失を認め、
2万円の賠償を命じたのです。
この判決に対しては、
学校、家族双方が控訴しました。
第2審
大阪高裁は今年1月、
1審とは全く異なる判断を示します。
作品の返却を前提としない
運用がされてきたことは、
学校側に所有権があることを
裏付けているとして、
「提出後の課題をどのように取り扱うかは
教員が指導上の見地から決めるべきもの」
と認定。
1審判決を取り消し、
家族の請求を棄却しました。
こうした司法判断について
学校現場のコンプライアンスに詳しい
日本女子大の坂田仰教授は
法律論としては「妥当」とみるそうです。
家族は
大阪高裁の判決を不服として
最高裁に上告しました。
現在も、裁判は継続中なんです。
みなさんはどう思われますか?
以上の記事は、
新聞記事(産経新聞と神戸新聞)を
参考にしながら、
いくつか個人で調べた情報を
付け加えたものです。
いかがだったでしょうか?
僕もいろいろと考えさせられました。
そして、
みなさんのお考えも
聞いてみたいなと思ったのです。
率直にどのような感想をもちましたか?
そして、
このような事態を起こさないために
あなたは、どんな考えで、何をしますか?
もし、よければ
皆さんの意見もぜひ聞かせてください。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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