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黒単リアニメイト調整備忘録2

黒単リアニメイトは素晴らしいぞっ!

2023/11/25 村レガシー。
参加者7~8人程度でスイス3回戦形式のミニ大会を2セットと、その間に2回戦だけゲームをしたので1日で8戦。
結果は3-0、1-1、3-0とトータル7-1。かなり好感触だったので弄った記録を残しておきます。


・デッキリスト

2023/11/25 調整版

・今回の調整ポイント

1.《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》の採用

一時期は他のリアニデッキでも見かけることがあった、白いゴージャーこと《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》。エンチャントで釣り上げた場合にのみ無限1/1トークンを生成し次のターンに殴り勝つカードです。
以前の構築より《Dance of the Dead》が3枚追加されエンチャントの釣り竿が7枚になったので改めて採用してみました。
《偉大なる統一者、アトラクサ》を釣り上げても殴りきる前に対処されたり、逆にコンボを決められることもあったので『素早く勝ち切る』ことを目指しての採用です。また《再活性》を使ってくるデッキに対しては、相手の《再活性》で釣られてもさほど強くないので他の生物より気軽に墓地へ落とせるというメリットもあります。

2.《不敬な教示者》の採用

いつの頃からか先駆者様が採用し始めた《不敬な教示者》。今も多くの黒単リアニでは定番のカードであり、自分も以前に使っていたことがあります。
前回の構築ではサイドに1枚だけの採用に留めていたのですが、今回はメインに3枚とガッツリ採用。
《敵対工作員》や《時を解す者、テフェリー》を前に悔し涙を流すこともありますが、タイムラグがあるお陰で『サーチ時にマナ消費がない』『その時に必要なカードを探せる』というのはやはり非常に強いです。
(たまにタイムラグの所為で間に合わないこともありますが……)
サイドボードにも別の勝ち筋としてヘルムコンボ、スモッグコンボを仕込んでいるのでコンボパーツを探せるサーチカードは思い切って増やしました。
《Dance of the Dead》を2枚にして《不敬な教示者》を4枚にするのも考えましたが、とりあえずは間をとって3枚ずつに。

3.《苦々しい勝利》の採用

こちらはまだお試し枠です。
正直、今回のゲームで直接活躍した場面は殆どありません。
とは言え除去ですから頼りになるカードですし、時には手札の生物も落としてくれます。
特に《不敬な教示者》を増やした以上、解決前に出てくる《敵対工作員》を除去出来るようにインスタント除去は欲しいと思っての採用でした。
一方、今まで入っていた《シェオルドレッドの勅令》が抜けたのでマリット・レイジに対処する手段が無くなっています。ここはメタ読みになってくるのかな……というところですね。

4.サイドボード後の戦略

『黒単リアニの真骨頂はサイドボード後である』
というのは以前からの私の主張です。
《ダウスィーの虚空歩き》が登場して以降、ヘルムコンボをサイドに仕込むのは黒単のお約束と化しています。
今回はそれに加えてスモッグコンボのために4枚枠を割いており、サイドボードのうち14枚はアグレッシブサイドボードの為のカードになりました。
サイド後は『複数の勝ち筋を狙えるようにして、相手に対応を迷わせる』ことに狙いを定め、苦手なデッキへ対応するカードの採用を割り切りました。
《漸増爆弾》は《虚空の盃》や軽量生物を横並びさせるデッキ用として1枚だけ残していますが。
《大いなる創造者、カーン》が出てくると《Helm of Obedience》が起動できず、《罠の橋》まで置かれるとビートプランも取れない。
こんな状況を打開するためのスモッグコンボであり、《不敬な教示者》はここでもパーツを探すのに尽力してくれます。


・まとめ

釣竿やエイドリアンを入れたことで、後手番のサイドボード時に抜くカードを比較的すんなり決められるようになったことが一番の成果かもしれません。
相手が墓地を使うならリアニ周りを10枚抜いてヘルムコンボをフル投入。
あまり墓地を使わないのなら《虚空の力戦》以外のヘルムコンボとスモッグコンボを投入。と、基本10枚入れ替えが安定しました。