黒単リアニメイト調整備忘録 Vol.3
黒単リアニメイトは素晴らしいぞっ!
2024年1月28日。
今年最初の中津レガシーに参加してきました。
新年一発目だからか、参加者は19名。
スイスラウンド5回戦後、上位8名によるSEです。
やはりMTG人口に対してレガシー人口が多すぎる。
ここ最近の好調とは裏腹に結果は2勝3敗と実に不甲斐ないものとなりました。
2024年1月28日中津レガシーの振り返り
・デッキレシピ
・主な変更点
《グリセルブランド》を1枚採用
かつてはリアニメイトデッキにおける不動の地位を確立していた御方。
《偉大なる統一者、アトラクサ》の登場によってその地位は脅かされ、更には《オークの弓使い》の大流行によって逆境に立たされています。
しかし、最近は誘発能力を咎めるカードの採用も増えていると聞き、2枚だった《偉大なる統一者、アトラクサ》を1枚《グリセルブランド》へ変更しました。《黙示録、シェオルドレッド》をサイドに2枚採用
対《豆の木をのぼれ》用カード。
通常ならば《オークの弓使い》を採用するのがセオリーですが、以前に試した時に上手く使えなかった為、それならばと単体性能で勝る《黙示録、シェオルドレッド》を採用しました。《絶望の力》をサイドに2枚採用
基本的には対ゴブリン用サイドボードです。
例のステッカーから大量に展開されたとしても全て除去することが可能な1枚。
あとは地味にショーテル系から出てきたエムラクールを除去ったりしてくれます。
・対戦結果
1R:BRリアニメイト
○××2R:スニークショウ
○○3R:ヨーリオン型デスタク
××4R:BUG豆の木
××5R:UBデスシャドウ
×○○
・課題
正直なところ、今大会で勝ったゲームはほぼほぼ運です。
コンボデッキなのでそういう勝ち方をする時があっても良いのですが、運に頼った勝ち方しか出来ないのは非常に問題です。
《悲嘆》を引けない時の弱さ
《Dance of the Dead》を入れて釣り竿を増やしているのは、それが《悲嘆》を釣ることでハンデス呪文に変わるからというのが大きな理由です。逆に言えば《悲嘆》を引かないゲームでは手札に使えない釣り竿ばかりが溜まっていくということです。
ピッチで撃てる、釣れる、殴れると三拍子揃った強々カード故に、このカードを引けない時のデッキの弱さを感じました。《虚空の力線》は安心できない
1R目のリアニ対決。BR型であるお相手の方が当然早いのでこちらは《虚空の力線》をフル投入することになります。
後手番である2G目。初手7枚の中に《虚空の力線》はあるのですが、同時に《残虐な執政官》の姿も。
「これ《虚空の力線》をおいても、ハンデス呪文で《残虐な執政官》を落とされてリアニメイト呪文を使われるパターンでは?」
当然ながらキープできずにダブマリし、微妙なハンドでキープする羽目になった訳です。実際キープしていたら釣られていたので仕方ありません。
サイド後ではもっと生物の数を減らしても良かったな、と痛感しました。《黙示録、シェオルドレッド》は《豆の木をのぼれ》の対策にはならない
実際に《豆の木をのぼれ》と対峙したのは4R目だけですが、そもそも2枚しか入っていないカードを都合よく引くとも限りませんし、引いたとしても4マナが遅いです。
ドローを咎めるカードはもっと早期に出せなければ効果的ではありません。
やはり素直に《オークの弓使い》に頼るべきなのでしょう。
・今後の方向性
今回浮き彫りになった問題点は《悲嘆》への依存度が高いことです。
これを解消する為のアプローチは2つ。
1.《悲嘆》を使いまわすことを前提に増やした釣竿を、手札破壊などの単体で機能するカードに変更する。
2.《悲嘆》以外に使いまわして有効な生物を増やす。
1の場合、筆頭となるのはやはり《暴露》です。
更にピッチスペルを増やして手札消費が懸念されるところですが、今は《悲嘆》を引けなかった場合を検討している状況。《悲嘆》で消費する筈だった手札を《暴露》で消費するのなら、さほど深刻な問題はないでしょう。
両方引いている場合は《暴露》をコストにしてしまえば良い訳ですし。
2の場合、《オークの弓使い》《ダウスィーの虚空歩き》が筆頭です。
特に《ダウスィーの虚空歩き》は生贄にすることで対戦相手の呪文を踏み倒し、再び釣り竿で盤面に戻す挙動は生物を使いまわす趣旨と合致しています。
また最近《叫び大口》をサイドに採用しているリストを拝見しました。
瞬速はありませんが想起コストで《恐怖》を撃てる生物です。
《悲嘆》がハンデスの使いまわしなら、《叫び大口》は除去の使いまわしになるのは実に面白そうでした。(黒を対象に取れないのが厳しそうでもありますが)
現状、2の方向性が主流のようですし自分も其方で検討してみるつもりです。