Vol.100 前進するためには習慣すらも捨てるべきタイミングがある
みなさんこんばんは、カワカミダイスケです。
パリオリンピックが開催されている昨今、「今日の結果はどうだったんだろう?」と選手の活躍をチェックしている方も多いのではないでしょうか。
私はというと…「今回のパリオリンピックのハイライトは阿部詩選手だろう」と、気が早いことを承知の上で考えてしまっている今日この頃です。
そんな昨今ですが、みなさんのお仕事や人間関係などの調子はいかがでしょうか?今日は、「なんだかなぁ…」と感じている方に向けて、その対策を紹介していこうと思います。
【原因】直前にならないと焦れない
理論を説明する前に、「なんだかなぁ…」となってしまっている原因は人生が停滞していることためです。
わかりやすく「やらなきゃいけない仕事」に置き換えると、その仕事に取り掛かるべき理由がわからない状況にあるということです。
ではなぜ、人間が行動を起こせないのかというと、「将来を甘く見積もるスタンス」が人間のデフォルトだからです。行動経済学を用いると、人間が将来を甘く見積もるのは「現在バイアス」や「時間割引」といった心理的なバイアスが影響しているとされています。
AIに「人間が将来を甘く見積もる仕組みを行動経済学を使って説明して」と頼むと、こんなにもわかりやすくまとめてくれます。
【対策】スケジュール化とイメージ化
では将来を甘く見積もってしまう人間が、どうすれば「なんだかな…」という状態を脱却できるか。
私のおすすめは、スケジュール化してイメージを取り入れるというものです。スケジュールと聞くと、「埋まっているかいないか」の二元論になりがちですが、そこにイメージを取り入れることで臨場感を出すことができます。
仮に「noteの更新をする」というタスクがあった場合は、やらなければ困る理由を探していきます。noteをマネタイズしていない方にとってはわかりにくいかもしれませんが、noteで集客をしている事業者であれば、「新しい顧客との出会いを喪失してしまうかもしれない」といったリスクが思い当たるでしょう。
そして、これが先ほど紹介した、現在バイアスや時間割引という現状維持から抜け出すきっかけとなり、行動すべき理由が明確になることで「なんだかな…」という状態から抜け出す方法になるわけです。
【発展】月末に習慣を捨てる
最後に発展形として、「月末に習慣を捨てる」ことの大切さをお伝えします。
良い習慣と聞くと、誰もが続けるべきと考えるでしょうが、実は「続けることが目的になる」というデメリットが存在します。「朝活を頑張る!」、「読書をする!」という意識や習慣は決して悪いものではありません。
ただし、不安がない状態を作り出すだけの作業になってしまっている可能性も少なからずあります。そして、現状に不自由していなければ良いのですが、「なにかを変えたい」と思っている方にとってのメリットはさほど多くないことも事実です。
そんな方は、ぜひ月末のタイミングで、捨てるべき習慣をピックアップしてみてください。
「魅力的になるためには人との出会いがいる」、「運動する時間を作る」、「いったことがない場所に行ってみる」といったチャレンジ要素付け加えることで、やるべきことの解像度をさらに高めることができ、ひと月という時間を思いのままに操れるようになるでしょう。
それでは、お伝えしたいことができたらまた更新します。